とことんブログ とことんブログ

状態の良い車両を上手に購入する中古トラックの上手な選び方とは?

状態の良い車両を上手に購入する中古トラックの上手な選び方とは?
さまざまな車両が流入する中古トラック市場の窓口となる中古トラック販売店は、うまく活用できれば非常に効率的なトラック導入の実現が行える魅力的なトラック調達先となります。しかし車両コンディションが異なる非常に多くの車両を取り扱う中古トラック販売店では、車両選択が難しい側面があるのも事実ですので、中古トラックを利用したトラック導入を成功させるカギである車両選択時の条件設定の参考となる上手な選び方を紹介します。

トラック導入時に迫られる選択肢のなかで効果的なものとは

トラック導入時に迫られる選択肢のなかで効果的なものとは

トラック導入時には通常新車の購入か中古車両の購入かの選択を行いますが、2つの導入手段にはそれぞれの魅力があるため、どちらの導入手段を選択する方がより効果的なのかが悩ましいところです。

オーダーメイドの車両に乗ることができる新車購入

自分の希望するモデルやグレード、ボディタイプや搭載装備などをトラックメーカーに注文し、オーダーメイドに近い形で製造された新車の車両を購入するのが新車購入の醍醐味だと言えますし、新車から使用限度まで目一杯トラックを活用できるもの魅力だと言えるでしょう。

しかし車両購入コストが高額化することや、注文から納車までの期間が長期化するという悩みが新車購入の際に生じるのも事実で、新車購入でのトラック導入に二の足を踏んでしまう原因となります。

柔軟な対応が期待できる中古トラック販売店

新車同然の未使用車から低コストで導入できる車両まで、コンディションの異なるさまざまな中古トラックを取り扱う中古トラック販売店では予算に合わせた車両を選ぶことが可能で、全て完成車であるため短期間でのトラック導入が可能です。

完成車として取り扱われる中古トラックには装備や架装が搭載されているため、予算に合わせた理想的な1台を選びすぐに乗り出せるのが魅力ですし、予算や希望する車両を伝えれば中古トラック販売店が探し出してくれるなど柔軟な対応も期待できます。

現在流通する中古トラックには不安がないのか?

現在流通する中古トラックには不安がないのか?

中古トラックに対して「すぐに壊れるのではないか?」という疑問を抱く方も存在するでしょう。確かに以前の中古トラック市場には廃車寸前の車両が流入するケースもありました。

しかし製造技術の向上で車両耐久性が向上した現在は、いわゆるポンコツ車両に商品価値が見いだされることがなく国内中古トラック市場への流通が行われていません。国内の消費者が納得する高品質な中古トラック以外は海外へ流出しているので、国内の中古トラック販売店で取り扱われる車両のクオリティは劇的に向上したと言えます。

生産技術の向上で中古トラックのクオリティは向上している

国内の中古トラック市場で流通する車両のクオリティ向上に最も影響を与えたのは、既述のとおりトラックメーカーの製造技術の向上だと言えます。トラック形成部品の耐久性は各メーカーの研究開発によって向上し、昔のトラックのように経年劣化による故障発生リスクは大きく低下しています。

トラックの耐久性が大きく向上したことによって、中古トラック販売店で取り扱われる中古トラックは、購入後に安心して運行できるものばかりになったと言っても過言ではなく、中古トラック販売店の利用が費用対効果の高い魅力的なトラック導入手段に変貌したと言えます。

購入条件に合わせた中古トラックを選ぶことができる中古トラック販売店

効率的で費用対効果の高いトラック導入手段として多くの方が利用する選択肢となった中古トラック販売店ですが、中古トラック購入によるトラック導入が選択される理由として中古トラック販売店が利用者ニーズに対応できる販売形式であることが挙げられます。

購入条件に合わせた車両を自由に選択できる選択肢の多さは新車購入には存在しない中古トラックの魅力であり、中古トラック販売店の利用増加の要因だと考えられます。しかし、この選択肢の多さが中古トラック選びを困難にさせているのも事実だと言えるでしょう。

上手な中古トラックの選び方とは?

上手な中古トラックの選び方とは?

非常に多くのトラックが流入する中古トラック市場から使用用途に合った良い中古トラックを上手に選ぶためには、購入した中古トラックをどのように活用するのかのイメージを明確に持つのがポイントとなります。

取り扱い量が多いことで目的の車両を見失いがちになる

中古トラック販売店で取り扱われる中古トラックはトラックのサイズや搭載する装備や架装、車両の年式や走行距離などがすべて異なりますし、当然車両価格もさまざまですので目移りして目的の車両がどのような車両であったのかを見失いがちになります。

魅力的な中古トラックを目の前にすると目移りしてしまうのは致し方ないことですので、中古トラック購入後のしっかりとした活用ビジョンを持つことが上手な中古トラックの選び方だと言えます。

どのような荷物を積載し、どのように運行するかで選択車両が異なる

中古トラック購入後の活用ビジョンと言っても運行スケジュールなどの難しい話ではなく、購入した中古トラックに「どのような荷物を積載し近距離・中距離・長距離のなかでどのような運行を行うのか?」などのザックリとしたイメージで十分だと言えます。

軽貨物の近距離運送であれば小型クラスのアルミバン、重量物運搬であればクレーン付きトラックやパワーゲート搭載車の中型クラス、大量の荷物を長距離運送するのであれば大型クラスなどのイメージだけでも中古トラックの選び方が定まります。

用途に適したトラックを選ぼう!~架装の種類とそれぞれのメリット・デメリット~

トラックの特徴はボディタイプで大きく異なる

トラックの特徴はボディタイプで大きく異なる

ひと口にトラックと言ってもトラックは、荷台部分の形状や搭載機能(架装)によって特徴が大きく異なります。完成車量である中古トラックは基本的に中古トラック販売店で取り扱われている状態でトラック購入を行うため、車両選定時には使用用途にフィットする最も良いボディタイプを選ぶ必要があります。

代表的な中古トラックのボディタイプとは?

利用者の求める機能や架装をオーダーメイドで搭載し製造されるトラックにはさまざまなボディタイプが存在しますが、中古トラック市場に流入する代表的なボディタイプとして次の5つが挙げられます。

平ボディ

荷台が露出したベーシックな構造のトラックが平ボディと呼ばれるトラックです。荷台上部が解放されているため積み荷の形状を選ぶことなく積載できる汎用性を持ち、最も流通しているボディタイプだと言えます。

平ボディのトラックにはメリットが盛り沢山!平ボディの魅力に迫る!

クレーン付きトラック

平ボディにクレーンを搭載したクレーン付きトラックは、重量の大きな荷物を搭載クレーンで自在に積み下ろしができる作業車両です。高い作業性を持つ人気のボディタイプですが、同型の平ボディに比べると搭載クレーンの重量分最大積載量が減少するので注意が必要です。

アルミバン

荷台を軽量なアルミ材で構成する隔壁で覆うことで、荷室構造に改造しているのがアルミバンです。積み荷を風雨に晒すことなく運送できるため、高い運送環境が求められる近年増加傾向にあるボディタイプだといえます。クレーン付きトラック同様架装重量の影響で最大積載量の減少が生じます。

物流業界の立役者!安全に運送できるアルミバンの特徴を大分析

ウィングボディ

アルミバンの荷室側面を大きく開放できる構造にしたのがウィングボディです。アルミバン同様荷物を風雨に晒さず運送でき、フォークリフトが側面の大開口部から荷室にアクセスできるためパレットに積み込んだ積み荷を効率的に積み下ろしできるのが魅力ですが、ウィングなどの架装重量によって最大積載量は減少します。

作業効率化を実現するウイングボディ!おすすめメーカーと代表モデルは?

冷凍冷蔵車

アルミバンやウィングボディの荷室に冷却ユニットを搭載し、定温輸送を実現するのが冷凍冷蔵車です。生鮮食品の宅配業務などの需要が増加し、中古トラック市場でも活発に取引されています。

冷凍冷蔵車とはどんなトラック?

車両区分も中古トラック選択時の重要チェックポイント

車両区分も中古トラック選択時の重要チェックポイント

中古トラック盤売店で効果的なトラック導入を行ったとしても、選択車両が使用用途に合わないサイズでは意味がありませんので、中古トラック選択時には車両区分の確認も重要なポイントだと言えます。

トラックは3つの車両区分に大別される

国内で流通するトラックは小型・中型・大型の3つの車両区分に分類され、荷台や荷室のサイズや最大積載量は車両区分によって大きく異なりますし、運転に必要な免許区分も車両区分によって異なります。

荷台や荷室は実際に車両を確認することができますが、最大積載量はトラックに搭載する架装で変化しますので同じモデルでも架装が異なれば最大積載量が異なるため注意が必要です。また運転資格に影響する車両総重量も車検証に記載されていますので、中古トラック購入時に確認しておくことをおすすめします。

3つに分類されるトラックの車両区分の概要は次のとおりです。

小型クラス

一般的に2トントラックと呼ばれる車両までの比較的小さなトラックが該当するのが小型トラックです。小型トラックは普通免許以上の免許区分で運転でき、主に近距離運送業務に用いられています。

小型トラックの車両サイズは次に挙げるとおりです。
・全長:4,700mm以内
・全幅:1,700mm以内
・全高:2,000mm以内
・車両総重量:5,000kg以内
・最大積載量:3,000kg以内

中型クラス

一般的に4トントラックと呼ばれる車両が該当するのが中型トラックです。中型トラックは車両総重量によって準中型免許で可能なものと中型免許以上の免許区分が必要なものが存在し、近距離や中長距離の運送業務に用いられるマルチな車両区分だと言えます。

中型トラックの車両サイズは次に挙げるとおりです。
・全長:12,000mm以内
・全幅:2,500mm以内
・全高:3,800mm以内
・車両総重量:11,000kg以内
・最大積載量:6,500kg以内

大型クラス

一般的に10トントラックと呼ばれる車両が該当するのが大型トラックです。大型トラックの運手には大型免許が必要となり、車両によっては牽引免許が必要となるものも存在します。中距離や長距離の運送業務に用いられる運送業界の花形的車両区分だと言えます。

大型トラックの車両サイズは次に挙げるとおりです。
全長:12,000mm以内
全幅:2,500mm以内
全高:3,800mm以内
車両総重量:11,000kg以上
最大積載量:6,500kg以上

大幅変更された運転免許区分!トラックの運転に必要な準中型・中型・大型免許の取得条件は?

まとめ

中古トラック販売店を利用した中古トラック購入は高い効果が期待できる手段として多くの方が利用するトラック導入手段に変貌したと言えますが、実際に中古トラック販売店を訪れると取扱い車両の多さに当惑される方もいるようです。

中古トラック販売店の数多くの取扱い車両のなかから最適な1台を選ぶためには、トラック選択時にあらかじめ次に挙げるポイントを抑えて中古トラックを選ぶのが上手なトラックの選び方だと言えるでしょう。

  • 中古トラック購入後の活用ビジョンを固めておく
  • 導入車両のボディタイプを決めておく
  • 3つの車両区分のどのクラスの車両が必要かを決めておく

関連する記事

  1. 中古トラック販売のトラック流通センター
  2. とことんブログ
  3. 中古トラック購入
  4. 中古トラックの選び方
  5. 状態の良い車両を上手に購入する中古トラックの上手な選び方とは?