代表的な働くクルマのダンプは高額!大型ダンプをお得に購入できる中古ダンプとは?
働くクルマと聞くと真っ先にダンプを思い浮かべる方が少なくないのではないでしょうか?建設現場などで荷台を力強く持ち上げ土砂類などの積載物を一気に流し降ろすダンプを誰もが1度は目にした経験があるでしょう。ダンプは車両として広く知られた非常にポピュラーなトラックのボディタイプの1つですが、ダンプとはどのような特徴を持つトラックなのか、大型ダンプのお得な購入方法などが意外と知られていないようですので紹介します。
ダンプにはさまざまなタイプが存在する
ダンプはどのようなボディタイプのトラック?という問いかけに答えられない方はいないのではないかと感じるほどダンプは非常に身近な作業車両・働くクルマだと言えますが、多くの方が思い描くのは大型のリアダンプではないでしょうか。
荷台部分を持ち上げて積載物を一気に流し降ろすことができるのがダンプの特徴ですが、実は荷台部分を持ち上げる機能を搭載するトラックには実にさまざまなタイプが存在し、ひと口にダンプと言ってもバラエティ豊かなラインナップが存在します。
小型から大型まで各車両区分に用意されているダンプとは?
荷台部分を持ち上げる機能はダンプ機能と呼ばれダンプ機能を搭載するトラックがダンプカーやダンプと呼ばれますが、ダンプ機能を搭載するボディタイプが小型・中型・大型の各車両区分のトラックに用意されていることは意外と知られていないようです。
ダンプは一般的なトラックの荷台部分にダンプ機能を搭載することで製造されるボディタイプで、ダンプ機能はすべての車両区分のトラックに搭載できるように多彩なラインナップが用意されています。
各車両区分のダンプが活躍するフィールドとは?
各車両区分のトラックにダンプ機能を搭載したダンプが存在しますが、多くの方が思い浮かべるのは大型ダンプではないでしょうか?大量の土砂輸送が必要となる建設現場などでは大型ダンプが活躍するケースが多いため、ダンプのなかでは大型ダンプが最もポピュラーな存在に位置付けられていると言えるでしょう。
しかし、小規模な現場では2トン車ベースの小型ダンプや4トン車ベースの中型ダンプが活躍していますし、農作業の現場で活躍する軽トラックベースの軽ダンプなども存在し、現場の規模や取り扱う積み荷の量にマッチした車両区分のダンプが活躍しています。
代表的ダンプタイプはリアダンプ!リアダンプ以外のダンプタイプとは?
既にふれたとおり代表的なダンプに位置付けられるのが、荷台前部を持ち上げ車両後方に積み荷を流し降ろすリアダンプと呼ばれるタイプで、建設現場などで最も目にする機会の多いタイプのダンプだと言えます。
荷降ろしできる方向でダンプの分類をするだけでも、次に挙げる3タイプのダンプに分類することができます。
・リアダンプ:車両後方の1方向に荷降ろしできるダンプ
・サイドダンプ:車両側面の2方向に荷降ろしできるダンプ
・三転ダンプ:車両後方と側面の3方向に荷降ろしできるダンプ
大型ダンプはリアダンプが多い傾向にありますが、小型ダンプや中型ダンプではリアダンプや三転ダンプが採用され狭い現場や交通量の多い道路などの現場で効率的な荷降ろしを行っています。
土砂などの積載が禁止されたダンプも存在する
トラックに積載する貨物として一般的には土砂がイメージされますが、ダンプのなかには土砂の積載を禁止された通称「土砂禁ダンプ」と呼ばれるタイプも存在します。
土砂禁ダンプは荷台を囲うアオリの深さが深いため、「深ダンプ」とも呼ばれるダンプで、荷台部分の積載容積が大きく土砂など比重の高い積み荷を積載すると過積載になるため土砂の積載が禁止されています。
土砂禁ダンプに積載されるのは空きペットボトルや空の発泡スチロール、木材を粉砕したウッドチップ、飼料となる牧草などで農業のフィールドで活躍する深ダンプは「ファームダンプ」とも呼ばれます。
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多彩な搭載機能のなかにダンプ機能も含まれるアームロール車
廃棄物収集業務で活躍するトラックとして、荷台に搭載した巨大なアームで荷台コンテナを自在に積み下ろし、載せ替えられるアームロール車が挙げられますが、アームロール車の機能にはダンプ機能も含まれています。
事業所敷地内などに設置し廃棄物が投入されたコンテナと空のコンテナを載せ替えコンテナごと回収した廃棄物を処理場にダンプし、収集した廃棄物を一気に流し降ろすことで廃棄物収集業務の効率化が図れます。
新車ダンプは車両価格が高額!お得に購入する方法とは?
新車でダンプを購入するとなると大型ダンプは約1,500万円以上、中型ダンプで1,000万円近く、小型ダンプでも500万円以上の経済的負担が発生するため、ダンプは高級車の部類に入るトラックだと言えます。
新たにダンプを導入する場合や乗り換えに迫られた際などに、高額なダンプの車両価格は大きな障壁となり立ちはだかると言えますが、特に高額となる大型ダンプなどでもお得に購入できる方法は存在します。
車両価格が高額なダンプは中古で購入するのが効率的!
小型~大型まで各車両区分のトラックをベースにダンプ機能を搭載するダンプが存在しますが、これらのダンプは中古トラック市場へ毎日のように大量に流入しているのも事実です。
トラックに用意されるさまざまなボディタイプのなかでも特にダンプは人気の高いボディタイプの1つですが、国内で稼働するダンプの台数は非常に多いことなども影響しダンプは中古トラック市場内で新陳代謝が活発なボディタイプとして扱われます。
中古ダンプ専門店が存在するほどダンプに対するニーズは高い
新車車両価格が非常に高額であることなどから中古ダンプに対するニーズは高く、中古ダンプばかりを取り扱う中古ダンプ専門店も存在しますので、中古のダンプをどこで購入するのが最も効率的なダンプ導入手段であるのかが気になります。
時代の変化に合わせて多様性を持つ中古トラック市場
トラックの標準的なボディタイプが荷台を露出した構造の平ボディであった時代、中古トラック販売店で取り扱われるのは平ボディばかりでしたが、高い輸送品質が求められさまざまな特殊装置や架装が搭載されるともに取り扱うボディタイプも多様化しています。
現在中古トラック販売店では国内で製造・販売されている全ての車両区分やボディタイプの中古トラックが取り扱われており、もちろん小型ダンプから大型ダンプまでダンプの取扱いも積極的に行われています。
全国で活躍するダンプは中古トラック市場経由で中古車市場に流通する
中古ダンプ専門店以外の中古トラック販売店が中古ダンプの取扱いを行えるのは、中古ダンプの流通経路のなかにオークションと呼ばれる中古トラック市場が介在するためで、中古ダンプ専門店も中古トラック販売店も主にオークションで中古ダンプを仕入れます。
仕入れ先が同じであれば中古ダンプ専門店と中古トラック販売店の「どちらを利用しても変わらないのでは?」と感じる方もいるかもしれませんが、バラエティ豊かな中古トラックを取り扱う中古トラック販売店の利用がおすすめな理由が存在します。
中古ダンプ専門店はダンプに特化しているが柔軟な対応が難しい側面も
中古ダンプ専門店は文字どおりダンプばかりを取り扱う専門店ですので、顧客層が著しく偏る傾向が強いと言えます。顧客層が偏ると中古ダンプに対するニーズの変化の影響を受けることから柔軟な対応を期待するのは難しい側面があると言えるでしょう。
一方多彩なボディタイプを取り扱う中古トラック販売店は顧客層の偏りが小さく、ダンプに対するニーズの変化に敏感になる必要がないためダンプに対するニーズが高まっているタイミングでもお得な価格で中古ダンプを購入することが可能です。
顧客ニーズに柔軟に対応する中古トラック販売店
中古トラック販売店はさまざまな車両区分やボディタイプを取り扱う、中古トラックの百貨店のような存在に位置付けられると言えるでしょう。多種多様な中古トラックを取り扱うことで中古トラック販売店はより幅広い顧客層からの多彩なニーズに対応し続けています。
中古トラック販売店で取り扱われる中古トラックのなかには購入後の保証が付けられているものも存在するので、中古ダンプの購入は中古トラック販売店で行うのがおすすめです。
中古トラック販売店では中古ダンプの取扱いも積極的に行っている
中古ダンプ専門店がダンプのみの取扱いを行う一方であらゆる中古トラックを取り扱うのが中古トラック販売店ですが、既述のとおり、より幅広い顧客層からの多彩なニーズに対応する中古トラック販売店ではもちろん中古ダンプの取扱いも積極的に行っています。
小型ダンプから大型ダンプ、リアダンプ・サイドダンプ・三転ダンプ・深ダンプと取り扱うダンプのラインナップも充実していますので、新たなダンプ導入や乗り換えに迫られた際は中古トラック販売店を覗いてみることを強くおすすめします。
中古ダンプ購入時は中古トラック販売店を調達先に加えるのがおすすめ
失敗しない中古トラックの購入は複数の店舗で取り扱われている車両や販売価格を確認し、最も理想的な車両を選ぶことが重要で中古トラック選びのポイントとなると言えます。ダンプ購入時には中古ダンプ専門店だけではなく中古トラック販売店で取り扱われる中古ダンプを確認して見ることで、思わぬお買い得品と出会える可能性が格段に高まると言えますので中古トラック販売店の取り扱う中古ダンプを是非ご確認下さい。
まとめ
知名度と認知度が高く働くクルマの代表的位置付けがされるダンプですが、実はダンプにはすべての車両区分のトラックにダンプ機能が搭載したものが存在し非常に多くのダンプタイプに分類できます。
車両価格が高額であることからダンプを次々に乗り換えることは現実的ではなく、ダンプ購入時はしっかりとニーズにマッチしたものを選びたいものです。失敗しないダンプ選びのポイントは次に挙げる3つを意識しながらダンプ選びを行なうことだと言えます。
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- ダンプには小型~大型トラックをベースに造られたものがある
- ダンプは荷降ろし方向でリア・サイド・三転の3つに分類でき
- 中古ダンプ購入は中古トラック販売店の利用がおすすめ