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新車よりも断然有利!短期納車が可能な中古トラック納車までの流れ・必要書類・日数のまとめ!

中古トラック購入から納車まで新車のトラックは確かに魅力的ですが車両価格が非常に高価であることや納車までの期間が通常で1~2ヶ月、仕様や架装を含めると長い場合は半年間もかかるケースが珍しくありません。自家用車と異なり業務用に使用するトラックの納車にこれだけの期間をかけるためには、十分な仕事の段取りが必要となりますし、急な受注拡大に対応するのも難しくなると考えられます。
既に必要な架装を装備した状態でリーズナブルな車両価格で販売されている中古トラックは、価格面のメリットに目が行きがちですが実は納車期間が短く時間的に大きなメリットも兼ね備えています。
しかし、時間的メリットである短期の納車期間を活かすためには中古トラックの購入から納車までの流れや準備する必要書類、具体的な納車期間の目安などを掴んでおく必要があると言えるでしょう。中古トラック購入から納車までの流れや準備が必要な必要書類、納車までの具体的な期間をまとめて紹介します。

中古トラック購入から納車までの流れとは?

中古トラック販売店の店頭に並ぶトラックはメーカー・車種・年式・架装・車両コンディションは千差万別で同じトラックは存在しないと言っても過言ではありません。また車検が残っていて名義変更すればすぐに納車可能なものや車検が切れているもの、一時抹消登録が行われているものなどで納車までの期間が異なりますが、一般的な中古トラックの購入から納車までは次に挙げる流れで行われます。

1.希望車種を探し現車確認後、商談を行い購入契約の締結
2.納車前点検整備(車検前点検整備)
3.トラックの名義を購入者に変更する名義変更手続き
4.納車

一般的な中古トラックの購入から納車までの流れは上記の4ステップとなりますが、既述のとおり車検の有効期間が残っているトラックと車検が切れているトラック、一時抹消登録が行われているトラックでは納車までの期間が異なります。

希望車種を探し現車確認後、商談を行い購入契約の締結の流れは?

中古トラック購入まで
以前は中古トラック販売店の店頭に直接足を運ぶ必要がありましたが、現在はネット上で中古トラック情報を収集できるので、中古トラック探しが簡単になりました。また全国の販売店から情報収集が行えるため、中古トラックの選択肢が大きく広がったと言えます。

しかし中古トラックのコンディションは個体差が大きいため、できるだけ店頭で現車確認を行い可能であれば試乗をしておきたいものです。遠隔地の販売店の場合も詳細写真や動画などでトラックのコンディションを具体的に伝えてくれる販売店を選ぶべきだと言えるでしょう。

中古トラックのコンディションと販売価格に納得できれば購入契約を結びますが、この際に車検が残っている場合は納車前の点検整備の有無、車検切れや一時抹消登録されている場合は車検前点検整備の費用、トラックの名義変更に関わる法定手続きをどちらが行うかをしっかりと確認しておく必要があります。

中古トラックの状態別の法定手続きに関しては「トラックの名義を購入者に変更する名義変更手続き」で詳しく紹介します。

納車前点検整備(車検前点検整備)

購入契約を結んだ中古トラックに車検が残っている場合でも、通常販売店は必要に応じた納車前点検や整備を行いますが、整備点検を行わず価格を下げた「現状渡し」も存在するので要確認です。

車検が切れているトラックや、一時抹消登録が行われているトラックは新たに車検を取得する必要があるので車検前点検整備が行われますが、現状渡しで購入し購入者が取引のある整備工場に依頼して車検を取得することも可能ですので、販売店と相談してみましょう。

トラックの名義を購入者に変更する名義変更手続き

購入したトラックの車検が残っている場合は「名義変更手続き」、車検が切れている場合は「名義変更手続き・車検取得」、一時抹消登録が行われている場合は「一時抹消登録の解除手続き・名義変更(登録)手続き・車検取得」が必要となります。

中古トラック購入時の法定手続きに準備が必要な書類とは?

中古トラック購入に必要な書類
既述のように購入した中古トラックの状態によって必要となる法定手続きが異なりますので、手続き用に準備する書類も次に挙げるように若干異なります。

車検が切れているトラックの場合

購入したトラックの車検が切れている場合は新たに車検を取得する必要があり、上記同様の書類を準備しますが自賠責保険料と自動車重量税の納付が必要となり、印紙代と呼ばれる法定車検手数料も発生しますので準備が必要となります。

中古トラック販売店に依頼するよりも取引のある整備工場に依頼した方が安いケースもありますので、販売店と整備工場に相談してみるのも良いでしょう。

一時抹消登録されているトラックの場合

購入した中古トラックが一時抹消登録されている場合は一時抹消登録の解除手続きが必要となるため、上記8つの書類に加えて以下の書類を準備する必要があります。

・一時抹消登録の解除申請書
・手数料納付書
・自動車検査票
・定期点検整備記録簿
・登録識別情報等通知書

前項に記載した8つの書類に加え上記5つの書類が必要となりますが、1~3は陸運支局内で4.と5は販売業者が準備しますので、一時抹消登録の解除手続きに関して購入者が準備する書類は特にありません。

車検が残っているトラックの場合

中古トラック購入で最も法定手続きが簡単なのが車検の残っているトラックの法定手続きで、準備する必要のある書類は次の通りです。

・車検証
・自動車税納税証明書
・自賠責保険証
・譲渡証明書
・実印と印鑑証明
・住民票
・車庫証明
・委任状

上記8つの書類が必要となりますが、1~4に関しては購入したトラックに付随しているので販売店が用意します。購入者が準備するのは5~8となりますが、住民票は印鑑証明で代用できるケースもあります。また販売店が車庫証明の取得を代行するケースもあり、委任状は販売店に手続き代行を依頼した場合に必要となりますが、販売店が用意したものに署名捺印(実印)するだけですので簡単です。

実印

印鑑を用意
不動産登記や自動車を購入する際、必ず必要となるのが各自治体の役所で印鑑登録を行った実印です。自分の好きな字体や崩しを用いたオリジナルの印鑑を作るのが一般的ですが、ゴム印・シャチハタのように変形の恐れがあるものでなければ、ほぼ市販の印鑑でも登録は可能です。印鑑登録には日数がかかりますので、なるべく事前に用意しておきましょう。

印鑑証明書

印鑑証明書
実印を役所で登録した後、その実印が間違いなく登録された印鑑であることを証明する書類が「印鑑証明書」です。これは購入した車の登録に必要ですので、お急ぎで納車を希望される場合はできるだけ携行していくことが望ましいです。

自動車購入の必須事項! 車庫証明書を用意しよう!

車庫証明
自動車を所有するためには、その自動車を保管・管理するための場所が確保されていることを明確にする必要があります。それを公的に証明するための書類が「車庫証明書」です。購入契約が締結したら、今度はこの車庫証明書を用意しましょう。この流れですが、まずは購入したトラックを保管しておく地域を管轄する警察署に行き、申請用の書類をもらってきましょう。

車庫証明書申請のポイント

車庫証明書の申請用紙には、記入見本が添付されていますので、それを参考にして記入すれば問題なく作成可能です。勘違いしやすいポイントですが、車名欄には車種名(モデル名)ではなく、メーカー名を記入してください。それ以外にはトラックの形番と車体番号を記入する欄がありますので、その欄を埋めて申請書を提出すれば申請完了となります。

保管場所(車庫)が自己の所有地であれば、自認書に住所記入・捺印すればそれで書類作成は完了です。
賃貸による駐車場の場合、管理会社または土地の所有者の方に車の保管地として契約していることを証明してもらう必要があります。このため、「保管場所使用承諾証明書」に必要事項を記入し、管理会社または所有者に署名押印してもらいましょう。

中古トラック購入に関する法定手続きが完了すれば納車!

購入した中古トラックに合わせた名義変更・車検の取得・一時抹消登録の解除と車検の取得が完了すれば、トラックが納車されます。仕事に有効活用しながら定期的なメンテナンスを行い大切に安全運転で新たなトラックを楽しみましょう!

中古トラック購入から納車までの目安期間は?

中古トラック納車
既に紹介したとおり中古トラックは車検の有無や登録状態によって点検整備、法定手続きが異なります。法定手続きに必要となる期間は変わりませんが、新たな車検を取得するための点検整備や車検の実施には時間がかかるケースが多く、契約から納車までの目安期間も異なります。

購入する中古トラックに車検が残っている場合

購入した中古トラックにまだ車検が残っている場合は、契約から1週間以内の納車も期待できます。1週間必要なのは車庫証明の交付に1週間程度を要するためで、中古トラック購入を検討し始めると同時に事前に車庫証明を取得しておけば納車までの期間を短縮することも可能です。ただし車庫証明の有効期間は概ね1ヶ月とされており、1ヶ月以上の前に交付されたものは陸運支局で受理されないケースもあるので、取得のタイミングが大切です。

点検整備を行わない現状渡しはコスト的にも納期的にも魅力的に映るかもしれませんが、納車前点検整備を省くのは安全性上おすすめできませんので、点検整備を実施することをおすすめします。

購入する中古トラックに車検が切れている場合や一時抹消登録されている場合

既述のとおり購入した中古トラックの車検が切れている場合や一時抹消登録されている場合は、緒手続きと共に新たに車検を取得する必要があるため若干納車までの期間が長くなり、目約期間は10日程度となります。

しかし中古トラックのコンディションは個体差が大きいため、実際に点検を行った結果多くの整備個所が見つかるケースもあります。この場合納車までの期間が10日以上必要となりますので、販売店と協議する必要があると言えます。
<こちらの記事で詳しく解説>
中古トラックの履歴書!車検証の見方や車検の有効期限、一時抹消登録などを大解説!

どうしても急ぎでトラックが必要!納車までの期間を最短にする方法とは?

納車まで短い
業務車両として使用するトラックが急に必要となった際には中古トラックを手配するのが得策ですが、1日でも早い納車を希望する場合は次の方法で中古トラックを購入することをおすすめします。

車検が残っている中古トラックを現状渡しで購入する

車検が残っている中古トラックは、点検整備を行わない「現状販売車両(現状渡し)」で展示されているケースが少なくありません。できるだけ点検整備は受けるべきですが、緊急の際には現状渡しで購入するのが効果的です。

併せて車庫証明の取得を先行させて準備しておけばさらに納車までの期間が短縮され、3営業日程度で納車されることもあります。

遠隔地の販売店から購入した場合は陸送受け渡しを利用する

ネットで発見した希望どおりのトラックの販売店が遠隔地であった場合は、搬送費用が発生しますが「陸送受け渡し」で購入する方法が効果的です。日本中古自動車販売協会連合会(中販連)加盟の販売店であれば、陸運支局に持ち込むことなく名義変更手続きが行えるので事前に協議しておけば3~7日以内を目安に納車されます。

まとめ

車両価格が高額なトラック購入には中古トラックを有効活用するのが効果的です。中古トラック購入から納車までの流れはご下記の4ステップで行われます。しかし、コンディションや車検の状況などの個体差が大きな中古トラックは、購入時に行う法定手続きが異なりますので、販売店に確認しましょう。車検が切れているトラックや一時抹消登録が行われているトラックは新たな車検を取得するために自賠責保険料と自動車重量税の納付が必要となります。また一時抹消登録されているトラックの場合は抹消登録の解除のための書類が必要となります。
中古トラックのメリットを活用するために必要書類の準備を怠らず、最短の期間でトラックの納車を受けたいものですね。

  • 希望車種を探し現車確認後、商談を行い購入契約の締結
  • 納車前点検整備(車検前点検整備)
  • トラックの名義を購入者に変更する名義変更手続き
  • 納車

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