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購入の流れや必要書類とは?中古トラック購入マニュアルを紹介します!

中古トラック購入の流れ - 必要な書類と入手方法 -新車購入は非常に魅力的ですが車両価格が非常に高額になるトラックの場合、お得な中古トラックを購入手段として選択するケース少なくありません。また中古トラックには購入コストを抑えられるメリットと共に、「納車期間が短期間である」という大きなメリットも存在します。必要書類の準備が滞るとその分中古トラック購入のメリットが少なくなってしまいますので、円滑に購入した中古トラックの納車を実現するために中古トラック購入の流れと購入に必要となる書類について紹介します。

中古トラック購入までの流れ

中古トラック購入までの流れ
購入後力強いビジネス・パートナーとして活躍するトラックを中古で購入する際の購入の大まかな流れは次の通りです。

1.中古トラック販売店で希望車種を探す
2.現車確認
3.見積りと購入契約
4.納車点検整備と法定手続き
5.納車

中古トラックの購入は上記の5ステップで行えるため、中古トラック購入のメリットである短期間での納車が実現します。上記の5ステップの詳細を次項から5項目で紹介します。

1.中古トラック販売店で希望車種を探す

かつて中古トラックの購入は中古トラック販売店に出向き何店舗も梯子しながら購入車両を探す必要がありましたが、ネット環境が整った現在は中古トラック販売店など様々なウェブ・サイトで中古トラック情報を得ることが可能となりました。

ネットで希望車種を探し出し問い合わせフォームや電話などで中古トラック販売店に直接問い合わせを行い、在庫や車両コンディションの確認や購入の仮予約や申し込みも可能で中古トラック探しは驚くほど簡単になっています。

2.現車確認

製造技術の向上などで中古トラックのコンディションは年々向上していると言えますが、中古トラックは使用されてきた状況やメンテナンス状況で個体差が激しいことから現車確認は必ず行うべきだと言えるでしょう。

ネットを利用する中古トラック探しは遠方の中古トラック販売店の利用も可能となるのが魅力ですが、現車確認に足を伸ばせない場合は細かい状況確認や詳細まで判る写真や利用してコンディションを確認するべきです。

3.見積もりと購入契約

現車確認後問題がないと判断できれば具体的な商談に入りますので、中古車販売店に見積り依頼を行います。購入以外にもリースサービスを提供している販売店も存在しますし、現金一括購入でない場合は販売店が取扱うオートローンの金利手数料などの諸経費をしっかり確認することをおすすめします。

下取りトラックがある場合は下取り価格などの確認も行いながら商談を進め、ユーザーと販売店の間で合意できれば一旦購入仮契約を結びますが、本契約前にオートローンの審査や中古トラック購入に必要となる書類が手渡されるので必要事項を記入し署名捺印を行い本契約に進みます。

オートローン利用の場合はローン審査に通過した時点で購入本契約を結びますが、契約前に法定手続きをどちらが行うかを確認しておくことをおすすめします。中古トラック購入に関わる法定手続きは通常販売店が行いますが、代行手数料が高額な場合は交渉の余地があります。

4.納車点検整備と法定手続き

中古トラック購入契約を結べば通常販売店は納車に向けた点検整備と法定手続きを行いますが、現状渡しで価格設定している場合は点検整備費用が発生するケースもあるので契約時に確認しておきましょう。

また点検整備を行うことで納車期間が延びてしまうケースもあるので、納車を急ぐ場合は事前に協議しておくべきだと言えます。また購入する中古トラックの車検が切れている場合や一時抹消登録が行われている場合は車検を取りなおす必要があるので、スピード納車が難しくなります。

5.納車

納車点検整備と法定手続きが完了すれば購入した中古トラックが納車されます。納車方法は販売店が配達する場合と購入者が引き取りに向かう場合がありますので、契約時に打ち合わせておきます。

中古トラック購入時に行う法定手続きの必要書類とは?

中古トラック購入必要書類
中古トラック購入は上記の5ステップで行えるため法定手続きの必要書類が揃っていれば特別面倒ではありません。しかし法定手続きの進捗は購入したトラックの納車期間に影響を及ぼしますので、書類不足や書類不備は避けたいところです。

中古トラック購入時に行う法定手続きは中古トラックの名義変更となりますが、名義変更の必要書類は次のとおりです。

・印鑑証明と実印
・車庫証明
・住民票
・委任状
・購入する中古トラックの車検証・自動車納税証明証・自賠責保険証

上記5つの書類が必要となりますので、次項から5つの書類の詳細を紹介します。またオートローンを利用する場合は通常、返済期間中はトラックの所有者がオートローン会社となるので、購入者は利用者として登録します。必要書類に若干違いが出るので併せて紹介します。

印鑑証明と実印

トラックは中古であっても資産価値のある動産として扱われるため購入契約には、居住する市区町村で印鑑登録を行った実印と印鑑証明が必要となります。また購入者が購入する中古トラックの所有者となる場合は、トラックの名義変更手続きの際に実印と印鑑証明が必要となります。

仮にオートローンなどを利用する際は、既にふれたとおりトラックの所有者がオートローン会社となるため、購入時の名義変更用の実印と印鑑証明はオートローン会社のものが必要となります。オートローン完済後にトラックの所有者名義を購入者名義に変更する際にも実印が必要となるため、陸運支局での変更手続きにはトラック所有者の実印が必要であることを覚えておくと良いでしょう。

印鑑登録を行っていない場合は居住する市区町村に印鑑登録を行い印鑑登録証明書の発行が必要となります。印鑑登録には「登録する印鑑」と「本人確認書類」が必要ですが、登録手続きと印鑑登録証明書発行は基本的に即日完了します。しかし役所の業務時間終了間際では受付が終了するケースもあるため時間に余裕を持って役所に足を運びましょう。

車庫証明

名義変更手続きにはトラックを保管する駐車場の存在を証明する車庫証明の提出が必要です。車庫証明はトラックの所有者の住所を管轄する警察署で簡単に取得することができますが、交付条件として、所有者の住所を起点とした2km圏内に位置することなどの条件が求められます。

またトラックの所有者と使用者がことなる場合は、使用者が車庫証明を取得する必要があります。車庫証明の交付は申請から約1週間程度の期間を要しますので、早めに取得することをおすすめします。

貨物自動車運送事業法の適用を受ける法人の場合は車庫証明の代わりに、事業用自動車連絡書の提出が求められます。個人使用のトラック(白ナンバー)と事業用トラック(緑ナンバー)では必要書類が異なるので、事業用トラックの名義変更に必要となる書類は後ほど紹介します。

住民票

中古トラック販売店によっては購入契約の際に住民票の提出を求められるケースがあります。また購入したトラックの名義変更の際、所有者と使用者の名義が異なる場合は新使用者の住所を証明するための書類が必要となり、法人の場合は「会社登記簿謄本」個人の場合は「住民票」の提出が求められます。

委任状

購入した中古トラックの名義変更手続きを販売店に代行してもらう際は、代行を委任することを証明する実印を押印した委任状が必要となります。通常販売店が用意した委任状に署名・捺印を行うだけで作成できます。

トラックの車検証・自動車納税証明証・自賠責保険証

購入した中古トラックの名義変更手続きには車検証・自動車納税証明証・自賠責保険証も必要になります。販売店に名義変更手続きを依頼する場合は購入者が関わることはありませんが、仮に名義変更手続きを購入者が行う際には販売店からこれらの書類を受け取って陸運支局へ持ち込む必要があります。

要注意!法人(事業用)の場合は増車申請を行う必要があります!

中古トラック購入時に行う法定手続きの必要書類」では個人で中古トラックを購入する場合の法定手続きと必要書類についてふれましたが、貨物自動車運送事業法の適用を受ける法人の場合、運行車両台数に変更がある場合は国土交通大臣に届けでることが義務付けられています。

法人が中古トラックを購入して運行車両を増車する場合は増車手続きが求められ、次に挙げる書類が必要となります。

・事業計画変更届出書
・事業計画変更届出書別紙
・事業用自動車連絡書
・手数料納付書
・車検証の写し(中古トラック購入の場合)
・車台番号・最大積載量が確認できる書類(新車購入の場合)
・実印
・社判

貨物自動車運送事業法の適用を受ける法人の事業用車両が増減する場合は5日以内に届出手続きを行う必要があり、この手続きが行われない場合はトラックの名義変更が受け付けられません。上記書類の多くは陸運支局で手に入れることが可能です。

中古トラック購入契約から納車までの目安期間は?

中古トラック納車期間
中古トラック購入の流れや購入時に必要となる書類は確認したものの、購入契約締結から納車まで「どのくらいの日数がかかるのか?」は気になります。通常中古トラック購入仮予約から納車までは約1ヶ月、購入契約締結から納車までは1週間が目安だと言われています。

人の移動の多い3~4月や長期休暇前、年末年始など中古車市場の繁忙期や車検取得が必要な場合などは納車まで10日から2週間程度必要となるケースもあります。車検の残っているトラックを現状渡しで購入すれば、名義変更手続きのみで納車されますので急にトラックが必要となった場合は効果的です。

まとめ

車両価格が高価なトラック購入の際に、中古トラックはリーズナブルで納車までの期間が短いメリットがあるトラック入手手段だと言えます。目当てのトラックを見付けてから納車までの期間は概ね1ヶ月、購入契約から納車までは時期にもよりますが平均1週間が目安となります。
ですが、名義変更手続きを売店に依頼する場合は5番の車検証などの種類は購入者に関係なく手続きが行えます。購入者が手続きを行う場合は4番の委任状が不要となりますが、5番が必要となるので注意して下さい。

既に架装が搭載されている中古トラックは購入後即戦力となる頼もしい存在ですので、ニーズに合った中古トラックを上手に探してお得にトラック購入をしてくださいね。
中古トラック購入の際に必要となる書類はこちらになります。

  • 印鑑証明と実印
  • 車庫証明
  • 住民票
  • 委任状
  • 購入する中古トラックの車検証・自動車税納付証明証・有効な自賠責保険証

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