トラックをドレスアップするメッキパーツとは?その効果的なお手入れ方法とは?
そんな大切なトラックのドレスアップパーツとしてメッキパーツは人気の高い定番パーツだと言えます。メッキパーツは装着すると同じトラックでも見違えて見えるほど視覚効果の高いパーツですが、お手入れ方法が難しいのも確かでメッキパーツにくすみや錆がでると逆に貧相に見えてしまいます。
そこでトラックを豪華に飾り立てるメッキパーツを美しく保つのに効果的なお手入れ方法を紹介します。
そもそも、メッキパーツとは?
美しく光り輝いてトラックを豪華に飾りたててくれる代表的なドレスアップパーツとして挙げられるのがメッキパーツです。メッキ加工を施したドレスアップパーツのことを一般的にメッキパーツと呼びますが、メッキ加工と言ってもピンとこない方も少なくないでしょうからメッキ加工について簡単に紹介します。
メッキ加工には多くのメリットがある!
メッキ加工は表面加工を施したいものの表面に金属膜を張る表面加工技術で、約3,500年前から存在すると言いわれており国内でも神社仏閣などの装飾品などで見ることができます。メッキ加工を施すことで次に挙げるようなメリットが発生します。
- 表面に光沢を持たせて視覚的効果が高くなる
- 錆の発生を防ぐ
- 通電性を向上させる
- 磁気のコントロールを行う
- 耐摩耗性、耐熱性、耐薬品性を向上させる
- 抗菌作用
- 光の反射を抑える
メッキ加工を施すことによって上記のようなメリットが生まれますが、トラックのメッキパーツに関しては表面の光沢や坊錆効果を目的にメッキ加工が施されていると言えるでしょう。
メッキ加工は身近な存在!生活用品の中には多くのメッキ用品がある?
メッキ加工を施されたものは特別な存在というわけではなく、実は生活用品の中にはメッキ加工が施されたものが多く存在します。例えばスマホやパソコン、ディスプレイの基盤やドアノブや水道の蛇口、楽器類やアクセサリー類などにはメッキ加工が施されています。
またトラックのエンジンやギアなどのパーツには耐摩耗性、耐熱性を向上させるためにメッキ加工が施されていますので、トラックにはドレスアップパーツだけでなく多くのメッキパーツが使われていると言えるでしょう。
メッキ加工の種類とは?
メッキ加工の加工法には液体に浸して加工する湿式メッキと真空状態で加工する乾式メッキがあり、2つの加工法も次に挙げる加工法に分けられます。
湿式メッキ
- 電界メッキ
- 無電解メッキ
- 溶解メッキ
乾式メッキ
- 物理蒸着法メッキ
- 化学蒸着法メッキ
トラックのメッキパーツは湿式の無電解メッキでクロームメッキ加工を施したものが一般的だと言えるでしょう。クロームメッキは銅メッキ、ニッケルメッキを行った後クロームで表面のメッキ加工を行いバフ仕上げで光沢を出すメッキ加工です。
メッキパーツのお手入れ方法!効果的な磨き方と注意点とは?
トラックのメッキパーツのお手入れ方法の基本は「磨くこと」です。しっかりと洗い汚れを落としたメッキパーツは徹底的に磨き上げることで美しい光沢を放ちます。洗うときはしっかりと泡立てたカーシャンプーに柔らかいスポンジなどに浸しメッキ表面を傷つけないように優しく丁寧に洗うのがポイントです。
カーシャンプーが残らないようにキッチリと洗い流した後に磨き上げの作業を行いますが、メッキ専用クリーナーを使って磨き上げるのが正しいお手入れ方法です。一般的なクリーナーは酸性ケミカルクリーナーの可能性があるのでメッキパーツのお手入れには適しません。
酸性ケミカルクリーナーはメッキを剥がしてしまう可能性があるので注意して下さい。
ショック!メッキパーツが錆びている!そんな時の対処法とは?
メッキパーツは錆に強いものですが、お手入れを怠ると錆が発生してしまいます。メッキパーツに錆がでた場合は一般的な洗剤やクリーナーでは落とせません。メッキ専用錆取り剤がありますのでそれを使ってお手入れします。
ブラシなどで強く擦って錆を落とそうとするのは誤ったお手入れ方法で、メッキが剥がれる原因となるのでやめましょう。
メッキにくすみが!メッキパーツに付いた水垢のお手入れ方法は?
せっかくのメッキパーツの美しさを台無しにするのが水垢汚れです。水垢汚れが付くとメッキの光沢がくすんでしまい貧相に見えてしまいます。メッキパーツに付いた水垢汚れはメッキ専用クリーナーを使って優しく落とすのが基本的なお手入れ方法です。
光沢を取り戻すために力が入ってしまいがちですが、強く擦るのはメッキも落としてしまいかねない誤ったお手入れ方法ですので注意して下さい。優しく何度も繰り返すのがメッキパーツのお手入れのポイントです。
メッキパーツは日頃のお手入れが重要!
トラックのメッキパーツの錆やくすみを防止するためには日頃のお手入れが重要です。定期的な洗車時にはカーシャンプーと柔らかいスポンジで優しく洗い、カーシャンプーをしっかり水で流して拭きあげるだけでもメッキパーツの輝きがずいぶん違うものです。
メッキパーツはデリケートなので「メッキパーツは優しく扱う」ことを意識すれば、トラックを美しく飾り立てるメッキパーツの輝きを保つことができます。
まとめ
大切なトラックを美しくドレスアップしてくれるメッキパーツですが、お手入れを怠るとメッキパーツの存在が逆効果に働いてしまいます。効果的なお手入れを行って通行人が振り向くようなカッコいいトラックを運転したいものですね。