多様化が進む運送業!活躍するトラックの種類や注目される持ち込み雇用を大解剖!
また運送業の規制緩和で運送業の事業所が急増したことを背景に持ち込み雇用が増加の動きを見せていると言われていますので、運送業のフィールドで活躍するトラックのボディタイプの種類や増加傾向にある持ち込み雇用について紹介します。
多様化する物流業務に用いられるトラックの形状や雇用形態とは?
積み荷を安全・確実に目的地に輸送するのが運送業の実務ですが、積み荷を輸送すると言うシンプルな構造とも言える運送業も社会システムの変貌の影響を大きく受けていると言えるでしょう。
特に運送業のフィールドで活躍するトラックの車両区分やボディタイプの種類、運送業の事業所とトラックドライバーの雇用形態の種類などは大きな変化が見られ始めていると言われています。
車両区分や搭載する架装でさまざまなボディタイプが存在するトラック
高速道路や幹線道路では実にさまざまな種類のトラックが走行するのを目にすることができますが、実際にトラックは小型・中型・大型の車両区分が存在し各車両区分にさまざまな装置や架装を搭載したボディタイプが用意されています。
どの種類のトラックでも積み荷の輸送は可能ですが、効率的な輸送を行うためには車両区分やどの種類のボディタイプのトラックで積み荷を運送するのかが重要となるため車両選定は効率的な運行計画に欠かすことができない重要事項だと言えます。
トラックのボディタイプを決定する架装とは?架装の種類を大紹介!
所有するトラックを持ち込んで働く持ち込み雇用
持ち込み雇用は文字どおりドライバーが所有するトラックを運送業の事業所に持ち込んで事業所名義で運送業の事業登録を行い、自分のトラックで運送業務に従事するという種類の雇用形態です。
持ち込み雇用の契約内容によっては、違法行為となるケースも存在するため、持ち込み雇用を行う際はどのような種類の契約を結ぶのかが重要となります。
積み荷の積載量・輸送距離で最適なトラックの車両区分やボディタイプは異なる
既述のとおりひと口にトラックと言ってもトラックは小型・中型・大型の車両区分に分類され、各車両区分にさまざまな種類のボディタイプが存在し、積み荷の積載量や輸送距離などで最適なトラックの車両区分やボディタイプは異なります。
効率的な輸送計画の実現のためには積み荷の積載量や輸送距離などに適した車両区分やボディタイプの種類を的確に選択する必要があり、輸送車両の種類を誤ると理想的な運行計画を実現することが困難となります。
運送業に活用されるトラックのボディタイプは?
各トラックメーカーが製造・販売するトラックは各車両区分でさまざまな種類のボディタイプが用意されていますが、運送業のフィールドで活躍するボディタイプの主な種類は次に挙げるものだと言えるでしょう。
・平ボディ:露出した荷台で積み荷の形にとらわれることのない輸送が行えます。
・アルミバン:荷台部部に密閉構造の荷室を搭載し積み荷を風雨に晒さず輸送できます。
・ウイングボディ:荷室側面が大きく開口し効率的に積み下ろし作業が行えます。
上記のボディタイプの中でも積み荷を汚すことなく運送できるアルミバンやウイングボディに対するニーズが高まっており、車両区分も小回りが利く小型や中型の車両区分の人気が高まっていると言えるでしょう。
購入後変更が難しいトラックのボディタイプ選択は重要な問題
運送業に用いるトラック購入時は取り扱う積み荷のタイプに合わせたボディタイプの選択を行いますが、車両価格が高額なトラックは購入後に気軽に乗り換えることが難しく消費者ニーズと共に変化する運送業で活躍するボディタイプを追いかけるのは困難です。
運送業に用いるトラック購入時はトラックの耐用年数を含めた近未来の運送業に求められる消費者ニーズを睨み、ニーズに対して柔軟な対応が行える種類の車両区分やボディタイプを選択する必要があると言えるでしょう。
契約内容によっては違法リスクがある持ち込み雇用
運送業のフィールドで活躍するトラックのボディタイプと同様に運送業の雇用形態にも変化が見られ、トラックドライバーが所有車両を持ち込む持ち込み雇用が増加傾向にあると言われています。
従来から運送業界の雇用システムに持ち込み雇用が存在しましたが、持ち込み雇用は事業所と被雇用者が交わす雇用契約内容によっては違法となるケースが存在するためグレーゾーンの雇用形態とも言われ、持ち込み雇用を希望する際は注意が必要です。
持ち込み雇用には2つのパターンが存在する
運送業界で行われる持ち込み雇用は運送業を営む事業所にトラックドライバーが所有するトラックを持ち込む雇用形態で、「名義貸し」と「個人償却制」が存在します。
名義貸しは持ち込まれたトラックの事業登録を行うものの、ドライバーと雇用契約を結ばないもので、ドライバーは運送時に生じる運賃からナンバー代と呼ばれるマージンを所属する事業所に支払い残金を収入として得ます。
5台以上のトラックと5人以上の常時選任運転者を用意することが難しい運送業の事業所と、事業登録が行えない白ナンバーのトラックドライバーの間で契約が交わされるケースが多いものの違法行為となります。
一方の個人償却制は違法性のない雇用形態ではあるものの、所属する運送業の事業所がドライバーへの支払いを給与としてではなく外注費や庸車(ようしゃ)費として処理すると名義貸しとなるので注意が必要です。
違法性のない持ち込み雇用の契約内容とは?
違法性のない持ち込み雇用を実現するためには、運送業の事業所とドライバーが雇用契約を結ぶ必要があります。雇用契約を結び常時選任運転者としての給与が生じることで所有するトラックを事業所に持ち込み運送業務に従事しても違法行為とならない個人償却制での持ち込み雇用となります。
名義貸しではトラックの維持費などすべての費用がドライバー負担となりますが、持ち込んだトラックの売り上げからトラックの維持費用である燃料費・高速代・車両修繕費などの変動費や保険・税金・車両費などの固定費を差し引いた金額から一定の歩合比率で算出したインセンティブを常時選任運転者としての給与に加算する雇用契約であれば違法性がありません。
個人償却性での持ち込み雇用で常時選任運転者として雇用契約を結んだドライバーには残業代や深夜業務手当が生じますし、最大拘束時間16時間・月間拘束293時間・仕業間休息8時間・対面点呼・ドライバーへの指導教育・適正診断など労働基準が適用されます。
持ち込み雇用のメリットとデメリットとは?
運送業独特の雇用形態である持ち込み雇用ですが、持ち込み雇用はホワイトとブラックとの判断が非常に難しいグレーソーンで契約が交わされるケースが少なくないのも事実ですので持ち込み雇用の契約を慎重に行えるよう、持ち込み雇用のメリットとデメリットを紹介します。
持ち込み雇用のメリット
既にふれたとおり持ち込み雇用は5台以上のトラック所有や5人以上の常時選任運転者の確保が難しい運送業の事業所やトラックを所有するものの事業登録できない個人ドライバーが合法的に運送業に従事することができるメリットがあります。
またドライバーが所有するトラックを持ち込むため、ドライバーがトラックの売り上げから一定の歩合比率のインセンティブが得られる種類の雇用契約を結べば常時選任運転者の給与より多くの収入を得ることができるのも大きな魅力だと言えます。
持ち込み雇用のデメリット
運送業の事業所とトラックを個人所有するドライバーにとって持ち込み雇用は魅力的な雇用形態であるものの、契約内容によっては違法となるリスクが存在するのは持ち込み雇用の最大のデメリットだと言えるでしょう。
また、車両を所有しないドライバーにとって持ち込み雇用を実現するためにはトラックの車両購入を行う必要があり、ドライバーの初期投資費用が決して小さくないことも持ち込み雇用のデメリットとして挙げられます。
持ち込み雇用のデメリットをメリットに転換させる方法とは?
常時選任運転者の給与より多くの収入を得られるチャンスのある持ち込み雇用は「トラックの運転でガッツリ稼ごう!」と考える方にとって非常に魅力的な種類の雇用形態ですが持ち込み車両を自費購入しなければ持ち込み雇用を実現することができないのが障壁となります。
そこで自分のトラックでガッツリ稼ぐと言う夢の実現のためにおすすめなのが、「中古トラック販売店での中古トラックの購入」です。さまざまな種類のボディタイプと幅広い価格帯の中古トラックを数多く取り扱う中古トラック販売店では予算に合わせた車両選びが可能で持ち込み雇用実現を後押しします。
中古トラック販売店では予算に合わせた車両購入が可能!
既述のとおり中古トラック販売店ではさまざまな種類のボディタイプと幅広い価格帯の中古トラックが取り扱われているため、低コストの中古トラック購入で持ち込み雇用実現し、ガッツリ稼いだ後に高年式車両への乗り換えなども簡単に行うことができます。
トラックの運転でガッツリ稼ぐ!という夢の実現に対する初期投資コストを中古トラック販売店の利用で抑え、計画的に収入と所有車両をステップアップさせていく賢いトラックドライバーにとって中古トラック販売店は心強い存在だと言えるでしょう。
中古トラック販売店でのトラック購入で持ち込み雇用のメリットが増大する!
インセンティブのオプションが付く種類の持ち込み雇用で運送業の事業所と雇用契約を結んでも、現場ニーズの低い車両ではガッツリ稼ぐことが難しくなるので中古トラック販売店で定期的に予算に合わせたトラック乗り換えを行いながら収入をステップアップさせることは魅力的ではないでしょうか?
まとめ
社会システムの変貌は運送業を巻き込みながら確実に推し進められており、トラックドライバーを取り巻く環境も確実に変化しつつあります。増加傾向にある持ち込み雇用は定額の給与でハンドルを握る従来のトラックドライバーの雇用スタイルではなく、トラックの運転でガッツリ稼ぐという独立心の高いドライバーに支持される種類の雇用形態だと言えるでしょう。
次の3点に注意しながらトラックの運転でガッツリ稼ぐ夢を持ち込み雇用で実現して下さい。
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- 小型・中型の車両区分で荷室を搭載する種類へのニーズが高い
- 持ち込み雇用の雇用契約は常時選任運転者でなければ違法となる
- 持ち込み車両・乗り換え車両は中古トラック販売店での購入がお得