とことんブログ とことんブログ

搭載装置や架装で多彩なニーズに応えるトラック!業種別のおすすめボディタイプとは?

搭載装置や架装で多彩なニーズに応えるトラック!業種別のおすすめボディタイプとは?
トラックというキーワードに対して、荷台部分が露出したボディタイプを思い浮かべる方が少なくないのではないでしょうか。荷台部分が露出構造の平ボディは最もオードソックスなボディタイプのトラックですが、現在のトラックにはさまざまな機能や架装が搭載されたボディタイプが用意されており多彩なバリエーションが存在します。
さまざまな業種で活用されているトラックですが、業種によって最適な車両区分やボディタイプが異なるので業種別におすすめしたいトラックのボディタイプを紹介します。

トラックは搭載装置や架装で多くのボディタイプに分類される!

トラックは搭載装置や架装で多くのボディタイプに分類される!
代表的なトラックのボディタイプとして一般的に挙げられるのは、荷台が露出した構造の平ボディと呼ばれるタイプだと言えるでしょう。平ボディは最もオーソドックスでありながら露出構造の荷室によって実現する汎用性の高さが評価され、最も普及しているボディタイプだと言えます。

しか、トラックメーカーはエンジン・トランスミッション・キャビンとこれらが搭載されるシャーシの製造しか行っておらず、荷台部分には架装メーカーによって製造・取付けが行われるさまざまな特殊装置や架装が搭載されます。

搭載する特殊装置や架装によってトラックは異なるボディタイプに分類され、同一モデルでありながらまるで別のモデルに感じるほど異なる特徴を持つことになります。

代表的なトラックのボディタイプとは?

トラックの特徴は搭載装置や架装によって大きく左右されることは既にふれましたが、現在多くのトラックには実に多種多様なボディタイプが用意されているのも事実で、代表的なトラックのボディタイプだけでも次に挙げるものが存在します。

・平ボディ:荷台部分が露出構造のベーシックなタイプ
・アルミバン:荷台部分にアルミ製パネルで作られた荷室を搭載するタイプ
・ウイングボディ:アルミバンの荷室側面が大きく開放できる構造のタイプ
・冷凍冷蔵車:アルミバンやウイングボディの荷室に断熱・冷却装置を搭載したタイプ
・トレーラー:キャビン部分と荷台・荷室部分を連結し走行するタイプ
・特殊作業車:荷台部分に特殊装置を搭載する作業車両のタイプ

搭載装置や架装で多彩なニーズに応えるトラック!業種別のおすすめボディタイプとは?

トラックはボディタイプ以外に車両区分でも分類される

既述のとおりトラックには実に多種多様なボディタイプが用意されていますが、トラックはさらに小型・中型・大型の車両区分に分類されます。車両区分によって配送範囲や最大積載量、運転資格などが異なるため、車両区分はトラック選定に大きく影響を及ぼす要素だと言えます。

大幅変更された運転免許区分!トラックの運転に必要な準中型・中型・大型免許の取得条件は?

製品輸送を行う業種に適したボディタイプや車両区分は?

製品輸送を行う業種に適したボディタイプや車両区分は?
トラックが活躍する最大のフィールドが物流業界の輸送業務であることは言うまでもありませんが、ひと口に製品輸送を行う輸送業の業種と言っても取り扱う貨物の大きさや種類、輸送範囲によって適したボディタイプや車両区分は大きく異なります。

宅配業務や小売店への配送業務などの業種に適したトラック

ネット通販の爆発的な普及で近年需要が大きく向上したのが宅配業務だと言えますし、コンビニやスーパーなどへのルート配送業務に対するニーズも高まる一方だと言えるでしょう。

宅配やルート配送を行う業種は近距離輸送にカテゴライズされ、高い輸送品質が強く求められる業種だと言えます。高い輸送品質を実現できるアルミバンンやウイングボディのトラックがこれらの業種には適しており、宅配業務には小型トラックが、ルート配送業務には小型・中型トラックが広く活用されています。

生鮮食品・精密機器・薬品など高い輸送品質が必要な業種に適したトラック

生鮮食品や精密機器、薬品などの輸送には非常に高い輸送品質が求められるため、定温輸送が行える冷凍冷蔵車が業種に適したボディタイプだと言えます。クール宅配便などには小型トラックの冷凍冷蔵車、ルート配送には小型・中型トラックの冷凍冷蔵車が活用されています。

アルミバンベースの車両より荷役性が高いウイングボディベースの冷凍冷蔵車は、中距離輸送にも広く活用され定温輸送による高い輸送品質で国内の経済活動を支えています。

大量輸送を行う業種に適したトラック

長距離輸送を中心に行う業種では一度に大量の貨物輸送が求められるため、大型トラックや連結貨物自動車であるトレーラーが活用されます。キャビンと荷室が同一シャーシ上に搭載される大型トラックにはアルミバンやウイングボディとそれぞれをベースにした冷凍冷蔵車のボディタイプが用意されており業種に合わせたものが採用されています。

異なるシャーシを連結するトレーラーはコンテナ輸送などの業種に活用され、コンテナのタイプは冷却装置を搭載したものなど豊富なバリエーションが存在します。

建材輸送や現場作業を行う業種に適したボディタイプや車両区分は?

建材輸送や現場作業を行う業種に適したボディタイプや車両区分は?
建設に関係する業種では建築資材輸送業務を行う貨物自動車や、現場で作業を行う作業車両など実に多種多様なボディタイプのトラックが活躍し小型~大型まですべての車両区分のトラックが使用されているのも特徴的だと言えるでしょう。

建材や使用機器の輸送業務などの業種に適したトラック

建築資材の輸送や使用機器の輸送、現場作業員の搬送など現場作業を行う業種では非常に多くの貨物自動車が車両区分を問わず活躍しています。建築業の業種に用いられるボディタイプとして平ボディ・クレーン付トラックなどが挙げられますが、作業員搬送にダブルキャブのトラックなどが活躍するケースも珍しくありません。

土砂やコンクリート輸送を行う業種に適したトラック

建築資材のなかでも建設現場で非常に多く使用される土砂や生コンクリートの輸送に特化した車両が存在するのも、建設に関係する業種の特徴だと言えるでしょう。ダンプミキサー車など働くクルマの代表として挙げられるボディタイプも建設に関係する業種で広く活用されるボディタイプです。

高所作業を行う業種に適したトラック

高所作業を行う業種ではクレーン付きトラックのような、ブーム先端に作業用バスケットを搭載する高所作業車が活躍します。また高所作業車のブームにコンクリート圧送用配管を搭載したポンプ車もコンクリート打設を行う業種で活躍するボディタイプの作業車両です。

その他の業種に適したボディタイプや車両区分は?

その他の業種に適したボディタイプや車両区分は?
輸送を行う業種や建築に関係する業種で活躍するトラック以外にも、トラックは多くの業種で活躍しています。さまざまな業種で活躍するトラックのボディタイプや車両区分を紹介します。

家庭系や事業所系などの廃棄物回収業務に適したトラック

家庭系や事業系のごみは一般廃棄物と呼ばれ市区町村によってごみ収集が行われますが、自治体から委託されごみ収集を行う業種ではパッカー車と呼ばれる特殊車両が活躍します。

パッカー車は産業廃棄物収集に用いられる大型クラスのものも存在しますが、一般廃棄物の収集を行う業種では小型・中型の車両区分が活躍しています。

車両運搬を行う業種に適したトラック

車両登録前の新車・事故車両・車検切れ車両など公道を走行できない車両搬送を行う業種では車両運搬車両や回送車と呼ばれるキャリアカーやローダー車などのボディタイプが活躍しています。

自動車工場やディーラー、中古車販売店向けには大型の車両区分のキャリアカーが、1台を運ぶ整備工場などの業種では小型・中型のローダー車が活躍します。また大型のローダー車は建築に関係する業種でも重機運搬に用いられています。

液体や粉体の貨物輸送を行う業種に適したトラック

ガソリンや灯軽油類などの液体燃料、清涼飲料水に代表される液体食品の輸送を行う業種では、それぞれ専用のタンクローリー車が活躍しています。またセメント・小麦粉・飼料原料などの粉体輸送を行う業種にはバルク車と呼ばれるボディタイプが用いられます。

大量輸送を行うケースが多いことから大型クラスの車両区分が中心ですが、軽油の配達販売などでは小型・中型のタンクローリー車が用いられる傾向にあります。

業種にマッチしたトラックの選定は輸送や作業の効率・品質に大きく影響する

業種にマッチしたトラックの選定は輸送や作業の効率・品質に大きく影響する
トラックは搭載する特殊装置や架装によって特徴が大きく変化する自動車で、業種にマッチするボディタイプと車両区分の選定は事業効率化に欠かせない条件だと言えるでしょう。

しかし、特殊装置や架装を搭載するトラックは最もベーシックな平ボディのボディタイプと比較すると車両価格が高額となり、新車をオーダーして納品されるまでに時間がかかる傾向になるのも事実です。

業種ごとに大きく異なる取扱い貨物や作業に対応するトラックは高コスト!

多種多様なトラックのボディタイプのなかから、業種に最もマッチするトラックを選ぶことは決して簡単なことではありませんし、業種にマッチする特殊装置や架装を搭載した新車のトラックは高額で納期がかかることも頭の痛い問題です。

多種多様なボディタイプと全ての車両区分のトラックが大量に流入しているため、中古トラック販売店を利用することで業種にマッチしたボディタイプや車両区分のトラックを効率的に導入することが可能です。

中古トラック販売店の活用で車両導入コスト圧縮が実現できる!

国内の全ての業種に対してコストダウンが強く求められるなか、業種に最もマッチしたボディタイプと車両区分のトラックを的確に選び事業運営の効率化を推し進めたいと考える方は少なくないのではないでしょうか?

事業運営の効率化を推し進めるために、避けては通れない業種に最もマッチしたボディタイプや車両区分のトラックは中古トラック販売店を利用して導入することが非常に効率的でおすすめです。

中古トラック販売店は多彩なラインアップの中古トラックで事業運営の効率化を応援しています!

まとめ

トラックの特徴は搭載する特殊機能や架装、車両区分によって決定されると言っても過言ではありませんので、業種に最もマッチしたボディタイプや車両区分のトラックを上手に選びたいものです。
最もトラックを活用する輸送業務を行う業種では次の3つのポイントに注意することで、最適なボディタイプと車両区分のトラックを導入することができます。

  • アルミバン・ウイングボディ・冷凍冷蔵車で高い輸送品質を実現
  • 近距離は小型、近・中距離は中型、長距離は大型トラックが最適
  • 理想的なトラック導入は中古トラック販売店で行える

関連する記事

  1. 中古トラック販売のトラック流通センター
  2. とことんブログ
  3. 中古トラックの基礎知識
  4. トラックの種類やしくみ
  5. 搭載装置や架装で多彩なニーズに応えるトラック!業種別のおすすめボディタイプとは?