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さまざまな種類で大量輸送を実現する牽引貨物自動車!トレーラーを一挙に大紹介!

さまざまな種類で大量輸送を実現する牽引貨物自動車!トレーラーを一挙に大紹介!トレーラーの名称で知られる牽引貨物自動車ですが、実はトレーラーは牽引される荷台部分を指すもので牽引貨物自動車は牽引車両部分のトラクタと被牽引車両部分のトレーラーで構成されています。
しかし一般的にはトレーラーの名称が浸透していますので本稿では牽引貨物自動車をトレーラーと呼び、使用用途に合わせてさまざまな種類が存在するトレーラーについて掘り下げながら紹介します。

自走機能がない牽引車をトラクタで牽引!大量輸送を実現するトレーラーとは?

自走機能がない牽引車をトラクタで牽引!大量輸送を実現するトレーラーとは?
トレーラーが正式にはトラクタに牽引される被牽引車両を指すことは既に紹介しましたが、トレーラー部分はエンジンやトランスミッションなどの駆動装置が搭載されておらず自走機能がありません。

トレーラーはトラクタに連結し牽引されることで初めて走行することが可能となる車両で、目的地に到着後トラクタから切り離すことでトレーラーごと引き渡しができるため大量輸送の現場で広く活用されています。

トレーラーは車軸の構造で2つに大別できる

ひと口にトレーラーと言ってもトレーラーにはさまざまな種類が存在しますがトレーラーに装着される車軸の構造でセミトレーラーとフルトレーラーの2つに大別することができます。

後部の車軸のみで前輪が存在しないセミトレーラー

後部の車軸のみで前輪が存在しないセミトレーラー
(引用元:Wikipedia)

国内で運行する大部分のトレーラーはセミトレーラーと呼ばれる種類のもので、セミトレーラーは後部のみに車軸を装着しているのが特徴です。走行時はセミトラクタ後部に被さるように連結されますが、解結時は自立できないためトレーラー前部のランディングギアと呼ばれる補助足で支えることで自立します。

前後に車軸が存在するフルトレーラー

前後に車軸が存在するフルトレーラー
(引用元:Wikipedia)

トレーラーの前後に車軸を装着するもので、大型のショッピングカートやベビーカーをイメージすると構造が掴みやすいでしょう。フルトラクタに連結され連結した貨物列車のような状態で走行します。

セミトレーラーとフルトレーラーは牽引車両の形状や牽引方式も異なる

セミトレーラーとフルトレーラーは牽引車両の形状や牽引方式も異なる
装着する車軸でトレーラーは、セミトレーラーとフルトレーラーにの2種類に大別でき、それぞれセミトラクタとフルトラクタと連結し牽引されることで大量輸送を実現します。トレーラー同様トラクタもそれぞれの種類で形状や連結方式が異なるためセミトラクタとフルトラクタの形状や連結方式を紹介します。

牽引車両には荷台が存在しないセミトレーラー

セミトラクタはセミトレーラーと連結し牽引する専用車両で、車両後部に荷台を搭載していない種類の牽引車両のため、セミトレーラーを解結した状態では積み荷を積載することができません。

トラクタの車両後部に搭載するカプラにトレーラー前部に搭載するキングピンを噛み合わせて連結し、カプラとキングピンは第五輪と呼ばれ第五輪の強度でセミトレーラーの最大積載量が決められます。

牽引車両にも荷台を搭載するフルトレーラー

フルトラクタはフルトレーラーと連結し牽引する車両ですが、セミトレーラーと異なり車両後部に荷台を搭載するためフルトラクタ自体にも貨物自動車の機能が搭載されています。

トラクタの車両後部に搭載するピントルフックにトレーラー前部に搭載するドローバーアイやルネットアイと呼ばれるリング状の連結部を組み合わせて連結し走行します。

国内で広く普及する一般的なトレーラーはセミトレーラー

国内で広く普及する一般的なトレーラーはセミトレーラー
既述のとおりトレーラーにはセミトレーラーとフルトレーラーの2種類が存在し、それぞれの種類を牽引するためのトラクタが存在していますが、現在国内で物流の輸送業務に広く活用されているのはセミトレーラーです。

国内でトレーラーと言えば多くの場合セミトレーラーを指し、セミトレーラーには使用用途に合わせたさまざまな種類が存在し、積み荷にマッチした種類のトレーラーによって輸送業務が行われています。

セミトレーラーには多くの種類が存在する

一般的なトラックに平ボディアルミバンウイングボディなどのボディタイプが存在するように、国内で活躍するセミトレーラーにも積み荷に応じた多彩な種類のものが存在しますので、次項から国内の物流を支えるセミトレーラーを特徴ごとに紹介します。

トレーラー部分の荷台が解放されているトレーラー

トレーラー部分の荷台が解放されているトレーラー
一般的なトラックの平ボディのように、トレーラーの荷台部分が露出している種類のトレーラーにはフラットトレーラー・コンテナトレーラー・重機運搬用トレーラー(重トレ)・構内用フルトレーラーの4種類が該当します。

フラットトレーラー

最もオーソドクスな種類の平ボディのような位置付けのセミトレーラーがフラットトレーラーで、材木や鉄鋼・鉄骨などの鋼材を安全に輸送するためにスタンションやワイヤーフックなどを搭載している種類のものも存在します。

コンテナトレーラー

コンテナトレーラー
海上輸送などに活用されるコンテナの輸送に用いられるのがコンテナトレーラーで海コンとも呼ばれます。裸シャーシの四隅に搭載したツイストロック装置でコンテナを強力に固定し輸送します。

重機運搬用トレーラー(重トレ)

重機運搬用トレーラー(重トレ)
パワーショベルやブルドーザーなどの重機輸送に使用されるセミトレーラーが重機運搬用トレーラーで重トレの通称で呼ばれることもあります。車両積載効率を高めるために荷台の地上高が低いのが特徴で積載重量に応じて後輪に8輪・16輪が装着される種類が存在します。

構内用フルトレーラー

後輪のみに8輪・16輪のタイヤを装着する重トレに対して、荷台前面に多くのタイヤを装着するのが構内用フルトレーラーです。タイヤの装着位置では名称どおりフルトレーラーにカテゴライズされますが、牽引方式にカプラ・キングピンが用いられているのでセミトレーラーとして紹介しました。

トレーラー部分が密閉構造となっているトレーラー

トレーラー部分が密閉構造となっているトレーラー

一般的なトラックで、荷台部分に密閉構造の特殊装備を搭載するタンクローリー・バルク車に該当する種類のセミトレーラーには、タンクトレーラー・バルクトレーラーの2種類が該当します。

タンクトレーラー

タンクトレーラー
(引用元:全日本トラック協会HP)

ガソリン・軽油・灯油などの燃料輸送や清涼飲料水などの食品輸送、化学薬品などさまざまな液体の輸送に活用されるセミトレーラーがタンクトレーラーです。積み荷の種類でタンクの材質や構造が異なります。

バルクトレーラー

バルクトレーラー
セメント・小麦粉・飼料原料など粉体の輸送に用いられるセミトレーラーがバルクトレーラーで、タンクトレーラー同様積み荷によってバルクの材質や構造が異なります。

車両運送に特化したトレーラー

一般的なトラックのキャリアカーに該当する種類のセミトレーラーが車両運搬車です。セミトレーラーには重機を運搬する重トレが存在しますが、車両運搬車は乗用車など車両輸送に用いられます。

車輌運搬車(キャリアカー)

車輌運搬車(キャリアカー)
(引用元:Wikipedia)

2階建て構造などで乗用車などの効率的な輸送を実現するセミトレーラーが、車両運搬車でキャリアカーとも呼ばれます。重トレ同様車両積載効率向上のために1階部分の荷台の地上高が低く抑えられています。

積み荷に合わせて伸縮するトレーラー

積み荷に合わせて伸縮するトレーラー
セミトレーラーは大量輸送の実現以外にも長尺の積み荷の輸送にも活用されており、積み荷に合わせて自在に伸縮する構造として荷台伸縮式トレーラー・ポールトレーラーの2種類が存在します。

荷台伸縮式トレーラー

荷台伸縮式トレーラー
(引用元:全日本トラック協会HP)

海外輸出用の大型機械などの輸送に用いられるセミトレーラーが荷台伸縮式トレーラーで、最大積載量は60トンにも及びます。名称どおり大型機械の大きさにあわせて荷台部分を最大3.5m伸ばすことができるのが特徴です。

ポールトレーラー

ポールトレーラー
(引用元:全日本トラック協会HP)

原木・鉄筋・コンクリートパイルや鉄道レール・車両、橋梁・煙突などの構造物など長尺の積み荷輸送に用いられるのがポールトレーラーで、ドローバー・ステアリングバーと呼ばれる伸縮構造のパイプでトラクタと連結したターンテーブルと呼ばれる車軸付き荷台状に荷物を積載します。後部車軸に操舵機能を搭載し、内輪差を抑えながら長尺の積み荷輸送が行えるのが特徴です。

トラクタから切り離せるトレーラーなら高い運送効率の実現が可能!

トラクタから切り離せるトレーラーなら高い運送効率の実現が可能!
牽引貨物自動車は、牽引車両のトラクタと被牽引車両のトレーラーを自由に連結・解結できるのが最大の特徴で、トレーラーを解結し他の現場で作業している間に解結したトレーラーに積み込みを行い、再び連結して荷受けするなど高い運送効率を実現できるのが魅力です。

しかしトラクタ・トレーラー共に新車の車両価格が非常に高額であり納車まで時間がかかるため、導入を検討していても導入に踏み切れない方も少なくないのではないでしょうか?そこで効率的で経済的なトレーラー導入手段としておすすめしたいのが中古トラック販売店を利用したトレーラーの導入です。

高額で納期が長いトレーラーの弱点は中古トレーラーでクリアできる!

国内物流を力強く支えるトレーラーは中古トラック市場にも多数流入しているため、中古トラック販売店では中古トレーラーが活発に取引されています。中古トレーラーであれば車両価格・納車期間共に新車トレーラーより大幅にコストダウンすることが可能ですので、運送効率向上のためにトレーラー導入を検討する際は導入計画に中古トラック販売店を加えることをおすすめします。

中古トラック販売店では効率的なトレーラー導入計画を実現できる!

自在に連結・解結することで高い運送効率の実現を行えるトレーラーは国内物流を支える輸送業務の花形的存在だと言えますので、導入することで新たな事業展開が大いに期待できるトラックだと言えるでしょう。

高額で納車までに時間がかる点が、新車トレーラー導入の障壁ですが、中古トラック販売店の取り扱う中古トレーラーを購入することで、トレーラー導入の障壁を簡単に破ることができます。中古トラック販売店を上手に活用して中古トレーラーで運送効率向上を実現してみてはいかかでしょうか?

まとめ

大量輸送や長尺の特殊な積み荷の輸送などさまざまな物流ニーズに応えるのがトラクタとトレーラーで構成される牽引貨物自動車で、現在国内では多くの種類のトレーラーが運行しています。
トレーラー購入の際にはどのような積み荷の輸送を行うのかをしっかり掴んだ上で、次に挙げる3つに注意しながら理想的な導入計画を実現して下さい。

  • トレーラーにはセミトレーラー・フルトレーラーの2種類が存在する
  • 現在国内で運行するトレーラーの大部分はセミトレーラー
  • 効率的なトレーラー導入は中古トラック販売店で実現できる

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