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トラックの種類や特徴・使用用途は幅広い!維持費や必要免許などもご紹介!

トラックの種類や特徴・使用用途は幅広い!維持費や必要免許などもご紹介!
物流業界でのトラックの使用率は90%以上にものぼります。このことからトラックは物流業界において、無くてはならない存在だといえるでしょう。そしてトラックの形状は、10トン以上の大きなものから2トンと小さなものまで幅広く存在します。
形状に関してもスタンダードな平ボディをはじめ、荷台に冷凍冷蔵機能があるトラックまで多種多様です。
そこで今回は、トラックの形状やサイズ、特徴、維持費、大きさによって異なる運転免許などについてご紹介していきます。

トラックの車両区分や必要免許とは?

トラックは車両区分や架装による形状で細分化される
トラックにはさまざまな大きさが存在しますが、一般的に小型トラック・中型トラック・大型トラックの3つに分けることができます。
しかし大きさによる区分は「道路運送車両法」と「道路交通法」で詳細が変わるため、「いったいどの基準が正しいのだろうか」と悩む方もいることでしょう。
法律面だけでなく高速道路でも大きさの区分が違うため、それぞれの大きさや名称の違いを表で解説します。

道路運送車両法による車両区分

車両区分 該当車両
小型特殊自動車 全長4.7m・全幅1.7m・全高2.8m以下のショベルローダ、フォークリフトなど
最高速度が15km/h以下の自動車、農耕用作業用で最高速度が35km/h未満の自動車
大型特殊自動車 ショベルローダ・フォークリフト・農耕用作業車両・ポールトレーラーなどの特殊車両
軽自動車 総排気量660cc以下、全長3.4m・全幅1.48m・全高2.0m以下の自動車
小型自動車 総排気量が2,000cc(ディーゼル車を除く)以下、全長4.7m・全幅1.7m・全高2.0m以下の自動車
普通自動車 3ナンバーの乗用車、トラック、バスなど

道路運送車両法は重量税や自動車税に関係する区分となっています。金額に影響するため、しっかりと理解しておかないと年間の維持費が大きく変わる恐れがあります。

道路交通法による車両区分

車両区分 該当車両
普通自動車 車両総重量・最大積載量が準中型・中型・大型自動車のいずれにも該当せず乗車定員11人未満の自動車
準中型自動車 車両総重量3.5トン以上7.5トン未満・最大積載量2.0トン以上4.5トン未満又は乗車定員11人未満の自動車
中型自動車 車両総重量7.5トン以上11トン未満・最大積載量4.5トン以上6.5トン未満又は乗車定員11人以上30人未満の自動車
大型自動車 車両総重量11トン以上・最大積載量6.5トン以上又は乗車定員30人以上の自動車

道路交通法の車両区分で関係するものは運転免許証です。
この大きさによって運転できる免許が変わり、特にトラックは免許の幅が細かいため特に注意が必要だといえるでしょう。

高速料金の基準となる車両区分

車両区分 該当車両
普通車 ・二輪自動車、側車付二輪自動車を除く小型自動車
・普通乗用自動車
・1軸の被牽引車を牽引するトレーラー
中型車 ・普通貨物自動車(3車軸以下で車両総重量8トン未満、最大積載量5トン未満・単体で2車軸のセミトラクター)
大型車 ・次に挙げる普通貨物自動車
(車両総重量8トン・最大積載量5トン以上で3車軸以下)
(車両総重量25トン以下(最遠軸距5.5m・車長9m未満の場合20トン、最遠軸距5.5m以上7m未満で車長が9m以上・最遠軸距が7m以上で車長9m以上11m未満の場合は22トン以下)で4車軸)
・次に挙げるトレーラー
(牽引普通車と被牽引自動車(2車軸以上)の連結車両)
(牽引中型車と被牽引自動車(1車軸)の連結車両)
(牽引大型車(2車軸)と被けん引自動車(1車軸)の連結車両)
特大車 ・4車軸以上で大型車に区分される普通貨物自動車以外の普通貨物自動車
・次に挙げるトレーラー
(牽引中型車と被牽引自動車(2車軸以上)の連結車両)
(牽引大型車と被牽引自動車の連結車両で車軸数が4車軸以上のもの)
(特大車が牽引する連結車両)
・大型特殊自動車

高速道路の車両区分は、道路運送車両法や道路交通法と違った区分方式です。長距離を搬送するトラックであれば、高速道路を使用する機会は多いことでしょう。
そのため、使用しているトラックの大きさがどれに該当するかをしっかりと把握しておく必要があります。

トラックを運転する際に必要な免許一覧

まず大前提として、車両のサイズと免許区分は必ずしも一致しません。なぜならば仮にベースが10トン車であっても、中型免許で公道を運転できる場合があるからです。

この例に当てはまるのはトラクターで、ベースは全車10トンとなります。
しかし、けん引するトレーラーを切り離した前後1輪ずつの車両の場合は、8トン限定の条件付き免許であっても運転することができるのです。

このように免許の区分と運転できる車両は同じではないのです。その理由は、車検証に記載されている「車両総重量」が関係しています。少しややこしいので、免許ごとに車両総重量などの条件を一覧にまとめてみました。
なお、この表は2017年(平成29年)3月12日施行の「改正道路交通法」に基づいて作成しています。

免許区分 車両の条件 取得に関わる条件
大型自動車免許 ・車両総重量11,000kg以上
・最大積載量6,500kg以上
・乗車定員30人以上
普通免許、準中型免許(5トン限定を含む)、中型免許(8トン限定を含む)、大型特殊免許のいずれかを取得してから通算3年以上を要する。
中型自動車免許 ・車両総重量7,500kg以上11,000kg未満
・最大積載量4,500kg以上6,500kg未満
・乗車定員11人以上29人以下
普通免許、準中型免許、大型特殊免許のいずれかを取得してから通算2年以上を要する。
中型自動車免許(8トン限定) ・車両総重量8,000kg未満
・最大積載量5,000kg未満
・乗車定員10人以下
2007年改正前に普通自動車免許を取得した者が対象
準中型自動車免許 ・車両総重量3,500kg以上4,500kg未満
・最大積載量2,000kg以上4,500kg未満
・乗車定員10人以下
満18歳以上
準中型自動車免許(5トン限定) ・車両総重量5,000kg未満
・最大積載量3,000kg未満
・乗車定員10人以下
2017年改正前に普通自動車免許を取得した者が対象
普通自動車免許 ・車両総重量3,500kg未満
・最大積載量2,000kg未満
・乗車定員10人以下
満18歳以上

このように免許区分は非常に細かく設定されており、メーカーが製造販売するトラックのサイズに対応していません。
中型車両だからと言って中型免許で、大型車両だからと言って大型免許で運転できるとは限らないのです。

間違えないための一番確実な方法は、車検証記載の車両総重量を確認することです。車両によって同じ装備をしていても運転できる車両とそうでない車両が出てきますので、必ず運転前に確認しましょう。

トラックの大きさで維持費は大きく変わってくる!

トラックの大きさで維持費は大きく変わってくる
トラックの大きさによる決まりは、下記になります。

・道路運送車両法
・道路交通法
・高速道路
・メーカーのサイズ基準

など違いがあります。詳細は先ほど表でお伝えしたとおりですが、それぞれの違いによって混乱する部分も出てくることでしょう。

例えば道路運送車両法では小型自動車という区分がありますが、道路交通法では小型の区分はありません。そのため、排気量やサイズ、車両総重量などの情報をもとにどの区分に当てはまるのかを調べなければならないのです。
さまざまなトラブルの原因になる可能性もあるため、法律による車両区分の違いには特に注意しておきましょう。

トラックの維持費って一体いくらかかるの?

トラックを含む自動車には法定点検が義務付けられています。一般的に車検と呼ばれるものがそれです。ただし、乗用車と違い、トラックの方が点検のスパンが短いという特徴があります。

乗用車が2年ごとなのに対し、トラックは1年ごとの車検とされているのです。また、車両の大きさによって車検にかかる費用が違うのも知っておきましょう。では、年間でいくら費用がかかるのでしょうか。車検にかかる費用を一覧にまとめたのでそれを見てみましょう。

なお、ここで例に出す車両はエコカー減税非対象で、初年度登録から13年以内とします。
また、自賠責保険や自動車重量税以外の整備費用、車検代行手数料はあくまでも参考として見てください。

【2トントラックの場合】

内容 金額
自家用 事業用
自賠責保険料(12か月) 23,970 27,900
自動車重量税(1年分) 20,500 13,000
整備費用 50,000~80,000
車検代行手数料 30,000
登録印紙代 1,200
合計 125,600~155,600 122,100~152,100

【4トントラックの場合】

内容 金額
自家用 事業用
自賠責保険料(12か月) 28,720 39,540
自動車重量税(1年分) 32,800 20,800
整備費用 80,000~130,000
車検代行手数料 30,000
登録印紙代 1,200
合計 172,720~222,720 140,340~190,340

【10トントラックの場合】

内容 金額
自家用 事業用
自賠責保険料(12か月) 35,620 49,550
自動車重量税(1年分) 61,500 39,000
自動車税(1tごとの加算制) 6,300 4,700
整備費用 150,000~200,000
車検代行手数料 30,000
登録印紙代 1,200
合計(積載量10トンの場合) 341,320~391320 325,,650~331,650

※各種税金は積載量や車両重量などで増減しますので注意してください!
※この表の維持費は実際に一般整備工場でお願いした場合に発生した金額をもとに作成しています。
ディーラーであれば整備費用がもっと高くなることや、一般整備工場の場所によってはさらに低い場合もあります。
また、車検やメンテナンスによって発生する消耗品に関しても、年間でどのくらい走行するかによって金額の差がでてくるため、あくまでも参考価格として覚えておきましょう。

事業用のトラックでは保険関係・税金関係が安いため、同じ整備内容であれば事業用がお得です。2トントラックではあまり差がありませんでしたが、4トン、10トンと重量やサイズ、排気量が大きくなるにつれてその差は明確になっていきます。

また、走行距離や利用目的、交換する部品が純正か汎用品かでも整備内容は変わってきます。中には、10トントラックの車検1回でなんと50万円を超える大工事をしたという車両も。もちろんこれだけの高額になることは稀です。しかしメンテナンスをしっかりと行わなかった場合、故障する部品が多くこのような金額になってしまう可能性もあることを理解しておきましょう。

今回はエコカー減税非対象車で計算しましたが、エコカー減税の割引率は大きく反映されます。トラックのサイズが大きくなればなるほどその効果は表れます。初期費用はかかるかもしれませんが、新しい車両はエコカー減税の対象になっていることが多いです。維持費を節約したいのであれば、エコカー減税対象のトラックを購入するのもオススメです。

トラックの維持に関係する法律は道路運送車両法です。この法律で定められた大きさに基づき、重量税や自動車税などが算出されています。例えば同じ小型トラックでも、4ナンバーと1ナンバーでは税金が違う場合があります。
その理由は重さや排気量によって発生する料金が変わるためです。
似たような大きさでも数万円違う場合もあるため、しっかりと調べ維持費を計算しておきましょう。

トラックの大きさによって使用方法は変わるの?

トラックの大きさで異なる車両区分とは?
トラックは小型から大型まで大きさの幅が広く、大きさにより活躍するフィールドが変わってきます。
ではそれぞれのサイズや活躍するフィールドをご紹介していきましょう。

小型トラックのサイズや活躍するフィールド

小型トラックは基本的に、道路運送車両法で定める小型自動車の大きさに収まるように製造されています。道路運送車両法で定める小型自動車の定義は、「全長4.7m・全幅1.7m・全高2.0m」なので、この範囲内で作られることが多いです。
しかしロングやワイドロングトラックといった例外もあります。

目安としては以下のとおりです。

・ロング:全長6.0m・全幅1.7m
・ワイドロング:全長6.0m・全幅2.1m

このように小型トラックと一口にいっても、その大きさはさまざまで例外的な大きさも存在するため注意しましょう。小型トラックが活躍する場所の多くは近距離での搬送業務です。
具体的には個人向け宅配やコンビニなどへの配送業務、近場での引っ越し業務などが挙げられます。

小回りが利き、中型や大型トラックよりも小さいため、住宅街などのような狭い道でも通り抜けることができます。

中型トラックのサイズや活躍するフィールド

中型トラックのサイズのベースは、「全長12.0m・全幅2.5m・全高3.8m以下」です。小型トラック同様にロング、ワイド、ワイドロングといった形状も存在します。

そのため実際に使用されているボディサイズは以下になります。

・全長:6.0~9.0m
・全幅:2.1~2.4m
・全高:2.5~3.0m

ロングボディなどの例外はありますが、一般的に使用されているのはこの大きさであるといえるでしょう。

中型トラックは小型トラックよりも大きく、大型トラックより小さいため、近距離はもちろんのこと、中距離や長距離での搬送も可能なオールマイティなトラックです。
引っ越し業者をはじめ、コンビニの配送業務や長距離での運送業務など活躍の幅は広く、運送業者であれば1台は保有しているトラックなのではないでしょうか。

大型トラックのサイズや活躍するフィールド

大型トラックのボディサイズの規格は中型トラックと同じです。
しかし実際に使用されている大型トラックのボディサイズは以下の通りです。

・全長:7.9~11.95m
・全幅:2.1~2.4m
・全高3.5~3.79m

製造段階での規格は同じでも、使用されているサイズは中型トラックよりもひと回りか二回りほど大きいという背景があります。

大型トラックはその大きさから、住宅街などのような狭い道では活躍できません。
主な用途としては大口運送業務に使用され、長距離間での移動がメインとなってきます。
たくさんの荷物を一気に運ぶことができる大型トラックは、活躍する幅は狭いものの物流業界でなくてはならない存在だといえるでしょう。

増トントラックとは?

増トントラックとは、車軸や荷台に手を加え、最大積載量を増加させた車両のことを指します。
増トン車とも呼ばれることのある増トントラックですが、4トン車を5~6トンに増やす方法が一般的です。
しかし中には、8トンまで増やす改良を行なっている場合もあります。
メリットはベース車両が4トンのままで、最大積載量だけ増やすことができるという点。
「大型トラックを導入することはできないけど、もっとたくさんの荷物を運ぶトラックが欲しい」といったニーズに答えられる車両だといえます。
しかし、最大積載量を増やす際は必ず「構造変更」が必要となってくるので注意しましょう。

佐川急便では2トンや4トントラックが主流

日本の運送会社最大手の佐川急便では、主に2トン、4トンの冷蔵冷凍車が主流です。クール飛脚便の名前で知られる冷蔵冷凍の荷物輸送に強みを持ち、車両もそれに合わせてサイズ変更がなされています。ちなみに2トン車はいすゞのエルフが、4トン車は日野のレンジャーが主流です。

10トンクラスの大型車両もありますが、こちらは佐川急便の拠点から拠点へと荷物を運搬するもの。実際の配達には2トン、大きくても4トンまでのクラスしか使われることはありません。

また、佐川急便には提携する別の運送会社も出入りしています。
出入りしているのはいずれも長距離輸送を得意とする運送会社ばかり。
これにより、自社の10トン車が少なくても問題なく荷物の移動ができるようになっています。

トラックの代表的なボディタイプ7種類の形状や特徴

トラックの代表的なボディタイプ7種類の形状や特徴
トラックは荷台の形状によって担う役割が変わります。しかし、その前に荷台が果たす役割を把握しておかなければなりません。
形状によって得意不得意があることはもちろん、形状そのものを理解していなければ適切な車両導入ができないからです。
ここでは特にメジャーな7種類の荷台形状について説明します。

平ボディ

平ボディ
トラックの基本形状であり、もっとも歴史あるスタイルが「平ボディ」と呼ばれるものです。アオリの材質が3種類ほどあり、特にメジャーなアルミ製の平ボディをアルミブロックとも呼びます。

さまざまな荷物に対応でき、運搬作業でその強みを発揮します。
しかし、一方で屋根がないため悪天候に弱いこと、アオリ修理は板金扱いで高額になるなどのデメリットもあります。

クレーン付き

クレーン付
クレーン付きトラックは、キャビンの後ろにクレーンをつけたものと、荷台そのものにクレーンをつけた2種類が存在します。重量物をクレーンで吊り上げて荷台に乗せることができるため運転手の負担が少なくて済みます。

その反面、クレーンにも保守点検が義務付けられており、車検代金プラスαで費用がかかってしまいます。
また、運転手がクレーン操作に必要な資格を持っていない場合、別の操作できる作業員が必要です。

ダンプ

ダンプ
物を一気に降ろすことを英語でDump(ダンプ)ということから、油圧シリンダによって荷台を傾けて土砂などを排出できる構造を持ったトラックを「ダンプ」と呼びます。
建設現場や産業廃棄物処理に使われ、荷台の物の積み下ろしが楽な点がダンプのメリットです。
ただしその役割の関係上、砂やゴミが駆動部分に噛みこんで故障が起きやすいデメリットを持っています。
油圧シリンダもパッキンがダメになってくると油漏れを起こしてしまうので注意が必要です。

ダンプの形状はさまざまで側面に荷物を降ろせるものや、左右と後方に降ろせる三転ダンプなどの種類が存在します。

アルミバン

アルミバン
運送業者で多く採用されているのが「アルミバン」というアルミ材を使った箱を載せているトラックです。
屋根がついている分、載せるものの高さが制限されますが、天候に左右されずに荷物を運べる特徴があります。
また、パワーゲートと呼ばれるリフト付きのものもあるので荷物の積み下ろしもラクラクできるのが特徴です。

ウイングボディ

ウイング
一見するとアルミバンに似ていますが、ウイングボディは荷台部分を鳥が羽を上げるように開閉できます。通常のアルミバンでは載せるのが一苦労の長い荷物もトラックの真横から載せることができます。かなりメリットが大きく見えますが、ウイングはほぼ90度上がるので周囲にぶつかるものがないか確認をしてから開閉しましょう。

冷凍・冷蔵車

冷凍冷蔵
アルミバンの種類のひとつで、食品輸送や冷凍商品輸送に大きく貢献しています。

機能が追加される分、車両総重量が大きくなるため運転できる免許の区分に注意が必要です。しかし、基本性能はアルミバンと同じなので、食品系の会社と取引をするのであれば導入すべき形状のトラックです。
また温度管理の違いによって

・低温冷凍車
・中温冷凍車
・保冷車

の3種類に分けることができます。
冷蔵車の場合は冷凍車の温度設定を高くして使用することがほとんどです。

トラクター

トラクター
けん引車両を連結できるのがトラクターであり、トレーラーをけん引する車両はトラクターヘッドやトレーラーヘッドなどと呼ばれています。
国内では荷台のないセミトレーラーが一般的です。
10トンベースの車両ですが、けん引車両が連結されていない場合は中型免許で運転ができます。

その特性上力が強く、多少の悪路でも問題なく走ることができます。
しかし、ホイールベアリングがダメになりやすい、ブレーキライニングが減りやすいなど、その力の分犠牲になる面も少なからずあるのです。

7種類以外にも存在するトラックの多彩なボディバリエーション

トラックの種類は上記の7つだけではありません。

・高所作業車
・パッカー車
・ミキサー車
・ポンプ車
・タンクローリー
・車両重機運搬車

上記のようにさまざまな車両が存在するのです。これらの種類は後付け架装によって生産された車両であることが多く、特殊な形状となっています。ベース車両は平ボディであり、そう言った意味で平ボディトラックはさまざまな車両形状に適応できるトラックだと言えるでしょう。

使用用途によって最適なトラックの形状は違うの?

使用用途によって最適なトラックの形状は違うの?
トラックは各荷台部分の形状や大きさなどで運ぶものが大きく変わってきます。運送会社で多く導入されているアルミバンは、そのほとんどがドライバンで宅配系業者の下請けが多いです。一方レストランやホテルに出入りする食品関係業者は冷蔵・冷凍バンが主流です。また、どちらも宅配業には必ず採用されており、積み込む荷物によって車両を使い分けています。

クレーンは建築や土木、電気工事といった現場作業での活躍が期待できます。あわせてダンプも、活躍できるフィールドが似ているので頼りになることでしょう。ダンプは小型の重機を載せて走ることもできるので重機回送にも利用できます。

ウイングは長い荷物の積み下ろしに長けていることから、建築資材のみならず鉄鋼業との相性もいいです。
長い鉄パイプや幅のある鉄板も楽に運ぶことができます。
また、ウイングは車体の真横からフォークリフトで荷物を持ち上げることも可能。
重量のある大きな荷物を運ぶのにも最適な形状なのです。

このように、各形状によって得意分野が異なります。関りのある取引先やこれから新規開拓で事業の幅を広げるのであれば、トラックの形状を確認してから購入するようにしましょう。

まとめ

トラックの種類まとめ
ラックのサイズには法律や高速道路での基準、メーカーの基準などさまざまな規格が存在します。
運転できる免許に関しても、条件があるので注意しましょう。
また大きなトラックになればなるほど、年間の維持費は高くなりその幅も増えてきます。
そのため、年間での維持費をしっかりと把握して車両購入に踏み切ることが大切です。
大きさはもちろんのこと、形状の種類も多くあるトラック。
まずはどのように使用するかを考え、維持費や車両価格を確認しながら購入を検討してみてはどうでしょうか。

  • トラックのサイズはメーカーの基準や法律などさまざまな種類がある
  • トラックの形状は荷台に搭載する上物で分けることができる
  • 使用用途によって最適なトラックのボディタイプが異なる
  • 大きさによって活躍するフィールドも違う

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