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トラックの種類や特徴・使用用途は幅広い!維持費や必要免許なども紹介!


トラックを購入するとき、「どのサイズや種類がいいの?」と迷うことはありませんか?
用途に合わないトラックを選ぶと、荷物の積載が難しくなったり、維持費が高くついたりすることもあります。例えば、平ボディトラックは汎用性が高いですが、荷物の保護には別途対策が必要です。
そこで本記事では、各トラックの特徴や選び方のポイントを詳しく解説します。これから最適なトラックを選ぼうとしている方はぜひ最後まで確認してみてください。

【サイズ別(小型・中型・大型)】トラック寸法・最大積載量・維持費・用途


トラックは、大きさによりトラック寸法や最大積載量、維持費が変わってきます。
また、トラックは小型から大型まで大きさの幅が広く、大きさにより活躍するフィールドが変わってきます。
まずはトラックのサイズ別にトラック寸法・最大積載量・維持費・用途を解説していきます。

小型トラック(2tトラック)の寸法・最大積載量・維持費・用途

最初に小型トラック(2tトラック)の寸法・最大積載量・維持費・用途について解説します。

小型トラックの寸法と最大積載量

小型トラックの寸法と最大積載量は、以下の通りです。

  寸法
全長 4,700mm以内
全幅 1,700mm以内
全高 2,000mm以内
最大積載量 3,000kg以内
車両総重量 5,000kg以内

小型トラックの中には、ロングやワイドロングトラックといった例外もあります。
目安としては、それぞれ以下のとおりです。

・ロング:全長6.0m・全幅1.7m
・ワイドロング:全長6.0m・全幅2.1m

このように小型トラックと一口にいっても、その大きさはさまざまです。

小型トラック(2トントラック)の維持費

小型トラックの維持費は、以下の通りです。

内容 金額
自家用 事業用
自賠責保険料(12か月) 16,900円 17,900円
自動車重量税(1年分) 20,500 13,000
整備費用 50,000~80,000
車検代行手数料 30,000
登録印紙代 1,200
合計 118,600~148,600円 112,100~142,100円

小型トラックの用途や活躍する場所

小型トラックが活躍する場所の多くは近距離での搬送業務です。
具体的には個人向け宅配やコンビニなどへの配送業務、近場での引っ越し業務などが挙げられます。
小回りが利き、中型や大型トラックよりも小さいため、住宅街などのような狭い道でも通り抜けがしやすいという特徴があります。

佐川急便では2トンや4トントラックの小型トラックが主流

日本の運送会社最大手の佐川急便では、主に2トン、4トンの冷蔵冷凍車が主流です。クール飛脚便の名前で知られる冷蔵冷凍の荷物輸送に強みを持ち、車両もそれに合わせてサイズ変更がなされています。ちなみに2トン車はいすゞのエルフが、4トン車は日野のレンジャーが主流です。

10トンクラスの大型車両もありますが、こちらは佐川急便の拠点から拠点へと荷物を運搬するものです。実際の配達には2トン、大きくても4トンまでのクラスしか使われることはありません。
また、佐川急便には提携する別の運送会社も出入りしています。
出入りしているのはいずれも長距離輸送を得意とする運送会社ばかりです。
これにより、自社の10トン車が少なくても問題なく荷物の移動ができるようになっています。

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中型トラックの寸法・最大積載量・維持費・用途

次に中型トラック(4tトラック)の寸法・最大積載量・維持費・用途について解説します。

中型トラックの寸法と最大積載量

中型トラックの寸法と最大積載量は、以下になります。

  寸法
全長 12,000mm以内
全幅 2,500mm以内
全高 3,800mm以内
最大積載量 6,500kg以内
車両総重量 11,000kg以内

中型トラックでも、小型トラック同様にロング、ワイド、ワイドロングといった形状も存在します。
そのため実際に使用されているボディサイズは以下になります。

・全長:6.0~9.0m
・全幅:2.1~2.4m
・全高:2.5~3.0m

ロングボディなどの例外はありますが、一般的に使用されているのはこの大きさであるといえるでしょう。

また中型トラックには、車軸や荷台に手を加え、最大積載量を増加させた増トントラック(増トン車)という車両があります。
増トントラックでは、4トン車を5~6トンに増やす方法が一般的です。
しかし中には、8トンまで増やす改良をおこなっている場合もあります。
増トントラックのメリットは、ベース車両が4トンのままで、最大積載量だけ増やせる点です。そのため、「大型トラックを導入することはできないけど、もっとたくさんの荷物を運ぶトラックが欲しい」といったニーズに答えられる車両だといえます。
しかし、最大積載量を増やす際は必ず「構造変更」が必要となってくるので注意しましょう。

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中型トラック(4トントラック)の維持費

中型トラックの維持費は、以下の通りです。

内容 金額
自家用 事業用
自賠責保険料(12か月) 18,230円 24,100円
自動車重量税(1年分) 24,600円 15,600円
整備費用 80,000~130,000
車検代行手数料 30,000
登録印紙代 1,200
合計 154,030~204,030円 150,900~200,900円

中型トラックの用途や活躍する場所

中型トラックは小型トラックよりも大きく、大型トラックより小さいため、近距離はもちろんのこと、中距離や長距離での搬送も可能なオールマイティなトラックです。
引っ越し業者をはじめ、コンビニの配送業務や長距離での運送業務など、活躍の幅は広く、運送業者であれば1台は保有しているトラックです。

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大型トラック(10トントラック)の寸法・最大積載量・維持費・用途

最後に、大型トラック(10トントラック)の寸法・最大積載量・維持費・用途を解説します。

大型トラックの寸法と最大積載量

大型トラックの寸法と最大積載量は、以下になります。

全長 12,000mm以内
全幅 2,500mm以内
全高 3,800mm以内
最大積載量 6,500kg以上
車両総重量 11,000kg以上

大型トラックのボディサイズの規格は中型トラックと同じです。
しかし実際に使用されている大型トラックのボディサイズは以下の通りです。

・全長:7.9~11.95m
・全幅:2.1~2.4m
・全高3.5~3.79m

製造段階での規格は同じでも、使用されているサイズは中型トラックよりもひと回りか二回りほど大きいという背景があります。
また、最大積載量も多いため、中型トラックより多くの荷物を運ぶのに適しています。

大型トラック(10トントラック)の維持費

大型トラックの維持費は、以下の通りです。

内容 金額
自家用 事業用
自賠責保険料(12か月) 18,230円 24,100円
自動車重量税(1年分) 41,000円 26,000円
整備費用 150,000~200,000
車検代行手数料 30,000
登録印紙代 1,200
合計積載量10tの場合 240,430円~290,430 231,300~281,300円

大型トラックの用途や活躍する場所

大型トラックはその大きさから、住宅街などのような狭い道では活躍できません。
主な用途としては大口運送業務に使用され、長距離間での移動がメインです。
たくさんの荷物を一気に運ぶことができる大型トラックは、活躍する幅は狭いものの物流業界でなくてはならない存在だといえるでしょう。

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【形状別】トラックの種類とそれぞれの特徴


トラックの種類は形状別にも分けられ、特によく見るのは以下の7つです。

1.平ボディ
2.クレーン付き
3.ダンプ
4.アルミバン
5.ウイングボディ
6.冷凍・冷蔵車
7.トラクター

 

それぞれのトラックの特徴を説明します。

1.平ボディ

平ボディ
平ボディは、トラックの基本形状であり、もっとも歴史あるスタイルです。アオリの材質は3種類ほどあり、特にメジャーなアルミ製の平ボディをアルミブロックとも呼びます。
車両の形状には、荷台の床面が地面に近い低床タイプと、床面の位置が高めに設計されている高床タイプの2種類があります。
さまざまな荷物に対応でき、運搬作業でその強みを発揮できることが特徴です。
しかし、屋根がないため、悪天候に弱いこと、アオリ修理は板金扱いで高額になるなどのデメリットもあります。

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2.クレーン付き

クレーン付
クレーン付きトラックは、キャビンの後ろにクレーンをつけたものと、荷台そのものにクレーンをつけた2種類が存在します。重量物をクレーンで吊り上げて荷台に乗せることができるため、運転手の負担が少なくなる点が特徴です。
その反面、クレーンにも保守点検が義務付けられており、車検代金プラスαで費用がかかってしまいます。
また、運転手がクレーン操作に必要な資格を持っていない場合、別の操作できる作業員が必要です。

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3.ダンプ

ダンプ
ダンプは、物を一気に降ろすことを英語でDump(ダンプ)ということから付けられており、建設現場や産業廃棄物処理に使われています。油圧シリンダによって荷台を傾けて土砂などを排出できる構造で、荷台の物の積み下ろしが楽な点がダンプのメリットです。
ただし、砂やゴミが駆動部分に噛みこんで故障が起きやすい点がデメリットになります。
油圧シリンダもパッキンがダメになると、油漏れを起こしてしまうので注意が必要です。
ダンプの形状はさまざまで側面に荷物を降ろせるものや、左右と後方に降ろせる三転ダンプなどの種類があります。

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4.アルミバン

アルミバン
アルミバンは、運送業者で多く採用されている、アルミ材を使った箱を載せているトラックです。
屋根がついている分、載せるものの高さが制限されますが、天候に左右されずに荷物を運べるメリットがあります。
また、パワーゲートと呼ばれるリフト付きのものもあるので、荷物の積み下ろしも楽にできるのが特徴です。

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5.ウイングボディ

ウイング
ウィングボディは、一見するとアルミバンに似ていますが、荷台部分を鳥が羽を上げるように開閉できます。通常のアルミバンでは載せるのが一苦労の長い荷物も、トラックの横から簡単に載せられます。
荷台を開く時は、ウイングはほぼ90度上がるので、周囲にぶつかるものがないか確認をしてから開閉しましょう。

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6.冷凍・冷蔵車

冷凍冷蔵
冷凍・冷蔵車は、アルミバンの種類のひとつで、食品輸送や冷凍商品輸送に大きく貢献しています。
機能が追加される分、車両総重量が大きくなるため運転できる免許の区分に注意が必要です。しかし、基本性能はアルミバンと同じなので、食品系の会社と取引をするのであれば導入すべきトラックになります。
また温度管理の違いによって
・低温冷凍車
・中温冷凍車
・保冷車
の3種類に分けられます。
冷蔵車の場合は冷凍車の温度設定を高くして使用することがほとんどです。

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7.トラクター

トラクター
トラクターは、けん引車両を連結できるトラックです。トレーラーをけん引する車両は、トラクターヘッドやトレーラーヘッドなどと呼ばれています。
国内では荷台のないセミトレーラーが一般的です。
10トンベースの車両ですが、けん引車両が連結されていない場合は中型免許で運転ができます。
トラクターは力が強く、多少の悪路でも問題なく走れます。
しかし、ホイールベアリングがダメになりやすかったり、ブレーキライニングが減りやすかったりと、力がある分犠牲になる面も少なからずあるのがデメリットです。

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7種類以外にも存在するトラックの多彩なボディバリエーション

トラックの種類は上記の7つだけではありません。

・高所作業車
・パッカー車
・ミキサー車
・ポンプ車
・タンクローリー

上記のようにさまざまな車両が存在します。これらの種類は後付け架装によって生産された車両であることが多く、特殊な形状となっています。ベース車両は平ボディであるため、平ボディトラックはさまざまな車両形状に適応できるトラックだといえるでしょう。

用途によって最適なトラックの種類

使用用途によって最適なトラックの形状は違うの?
トラックは、各荷台部分の形状や大きさなどで運ぶものが大きく変わってきます。運送会社で多く導入されているアルミバンは、そのほとんどがドライバンです。
一方レストランやホテルに出入りする食品関係業者は冷蔵・冷凍バンが主流です。
また、どちらも宅配業には必ず採用されており、積み込む荷物によって車両を使い分けています。

クレーンは建築や土木、電気工事といった現場作業での活躍が期待できます。あわせてダンプも、活躍できるフィールドが似ているので頼りになるでしょう。ダンプは小型の重機を載せて走ることもできるので重機回送にも利用可能です。
ウイングは長い荷物の積み下ろしに長けていることから、建築資材のみならず鉄鋼業との相性もいいです。
また、ウイングは車体の真横からフォークリフトで荷物を持ち上げることも可能で、重量のある大きな荷物を運ぶのにも最適な形状なのです。

このように、各形状によって得意分野が異なります。関りのある取引先やこれから新規開拓で事業の幅を広げるのであれば、トラックの形状を確認してから購入するようにしましょう。

トラックの車両区分は?

トラックは車両区分や架装による形状で細分化される
トラックにはさまざまな大きさが存在しますが、一般的に小型トラック・中型トラック・大型トラックの3つに分けられます。
しかし、大きさによる区分は「道路運送車両法」と「道路交通法」で詳細が変わるため、「いったいどの基準が正しいのだろうか」と悩む方もいるでしょう。
法律面だけでなく、高速道路でも大きさの区分が違うため、それぞれの大きさや名称の違いを表で解説します。

道路運送車両法による車両区分

道路運送車両法による車両区分は、以下の通りです。

車両区分 該当車両
小型特殊自動車 全長4.7m・全幅1.7m・全高2.8m以下のショベルローダ、フォークリフトなど
最高速度が15km/h以下の自動車、農耕用作業用で最高速度が35km/h未満の自動車
大型特殊自動車 ショベルローダ・フォークリフト・農耕用作業車両・ポールトレーラーなどの特殊車両
軽自動車 総排気量660cc以下、全長3.4m・全幅1.48m・全高2.0m以下の自動車
小型自動車 総排気量が2,000cc(ディーゼル車を除く)以下
全長4.7m・全幅1.7m・全高2.0m以下の自動車
普通自動車 3ナンバーの乗用車、トラック、バスなど

道路運送車両法は重量税や自動車税に関係する区分となっています。税金の金額にも影響するため、しっかりと理解しておかないと年間の維持費が大きく変わる恐れがあります。

道路交通法による車両区分

道路交通法による車両区分は、以下の通りです。

車両区分 該当車両
小型特殊自動車 長さ4.7m 以下
幅1.7m以下
高さ2.0m以下
最高速度15km以下の自動車
普通自動車 車両総重量・最大積載量が準中型・中型・大型自動車の
いずれにも該当せず乗車定員11人未満の自動車
準中型自動車 車両総重量3.5t以上
7.5t未満
最大積載量2.0t以上4.5t未満
又は乗車定員11人未満の自動車
中型自動車 車両総重量7.5t以上
11t未満
最大積載量4.5t以上6.5t未満
又は乗車定員11人以上30人未満の自動車
大型自動車 車両総重量11t以上
最大積載量6.5t以上
又は乗車定員30人以上の自動車

道路交通法の車両区分で関係するものは運転免許証です。
この大きさによって運転できる免許が変わります。特にトラックは免許の幅が細かいため、特に注意が必要だといえるでしょう。

高速料金の基準となる車両区分

高速料金の基準となる車両区分は、以下の通りです。

車両区分 該当車両
普通車 ・二輪自動車、側車付二輪自動車を除く小型自動車
・普通乗用自動車
・1軸の被牽引車を牽引するトレーラー
中型車 ・普通貨物自動車
(3車軸以下で車両総重量8t未満、最大積載量5t未満・単体で2車軸のセミトラクター)
大型車 ・次に挙げる普通貨物自動車(車両総重量8t・最大積載量5t以上で3車軸以下)
(車両総重量25t以下(最遠軸距5.5m・車長9m未満の場合20t、最遠軸距5.5m以上7m未満で車長が9m以上
・最遠軸距が7m以上で車長9m以上11m未満の場合は22t以下)で4車軸)
▼次に挙げるトレーラー
(牽引普通車と被牽引自動車(2車軸以上)の連結車両)
(牽引中型車と被牽引自動車(1車軸)の連結車両)
(牽引大型車(2車軸)と被けん引自動車(1車軸)の連結車両)
特大車 ・4車軸以上で大型車に区分される普通貨物自動車以外の普通貨物自動車
▼次に挙げるトレーラー
(牽引中型車と被牽引自動車(2車軸以上)の連結車両)
(牽引大型車と被牽引自動車の連結車両で車軸数が4車軸以上のもの)
(特大車が牽引する連結車両)
・大型特殊自動車

高速道路の車両区分は、道路運送車両法や道路交通法と違った区分方式です。長距離を運送するトラックであれば、高速道路を使用する機会は多いことでしょう。
そのため、使用しているトラックの大きさがどれに該当するかをしっかりと把握しておく必要があります。

トラックを運転する際に必要な免許一覧


トラックを運転する際に必要な免許は、下記の通りです。

免許区分 車両の条件 取得に関わる条件
大型自動車免許 ・車両総重量11,000kg以上
・最大積載量6,500kg以上
・乗車定員30人以上
普通免許、準中型免許(5t限定を含む)、中型免許(8t限定を含む)、
大型特殊免許のいずれかを取得してから通算3年以上を要する。
中型自動車免許 ・車両総重量7,500kg以上11,000kg未満
・最大積載量4,500kg以上6,500kg未満
・乗車定員11人以上29人以下
普通免許、準中型免許、大型特殊免許の
いずれかを取得してから通算2年以上を要する。
中型自動車免許
(8t限定)
・車両総重量8,000kg未満
・最大積載量5,000kg未満
・乗車定員10人以下
2007年改正前に普通自動車免許を取得した者が対象
準中型自動車免許 ・車両総重量3,500kg以上4,500kg未満
・最大積載量2,000kg以上4,500kg未満
・乗車定員10人以下
満18歳以上
準中型自動車免許
(5t限定)
・車両総重量5,000kg未満
・最大積載量3,000kg未満
・乗車定員10人以下
2017年改正前に普通自動車免許を取得した者が対象
普通自動車免許 ・車両総重量3,500kg未満
・最大積載量2,000kg未満
・乗車定員10人以下
満18歳以上

車のサイズと免許区分は同じではない?

車両のサイズと免許区分は必ずしも一致しません。仮にベースが10トン車であっても、中型免許で公道を運転できる場合があるからです。
この例に当てはまるのはトラクターで、ベースは全車10トンとなります。
しかし、けん引するトレーラーを切り離した前後1輪ずつの車両の場合は、8トン限定の条件付き免許であっても運転ができるのです。
このように免許の区分と運転できる車両は必ずしも同じではありません。

また、メーカーが製造販売するトラックのサイズにも全て対応しているわけではなく、
中型車両だからと言って中型免許で、大型車両だからと言って大型免許で運転できるとは限りません。
間違えないための一番確実な方法は、車検証記載の車両総重量を確認することです。車両によって同じ装備をしていても運転できる車両とそうでない車両が出てきますので、必ず運転前に確認しましょう。

トラックの種類についてよくある質問


トラックの種類について、よくある質問をまとめました。

トラックの維持費は何で変わる?

トラックの維持費は、車両の大きさや積載量、使用用途によって大きく異なります。特に税金や車検費用は、重量や排気量によって変動し、大型トラックになるほど負担が増える傾向があります。例えば、自動車重量税や自動車税は、道路運送車両法で定められた車両区分に応じて決まるため、同じ小型トラックでも4ナンバーと1ナンバーで税額が異なることがあります。

また、維持費には車検や点検、整備費用が含まれます。トラックの車検は乗用車と比べて頻度が高く、1年ごとの実施が義務付けられています。整備内容によって費用が変わり、純正部品を使用するか汎用品を選ぶかでもコストは変動します。さらに、走行距離が長いほど消耗品の交換頻度が増え、維持費が高くなる点にも注意が必要です。

加えて、エコカー減税の対象車を選ぶことで、税金の軽減が可能です。新しい車両ほど環境性能が高く、減税の恩恵を受けられるため、長期的な維持費を抑える選択肢となります。トラックの維持費を計算する際は、税金・車検・整備・燃費などの要素を総合的に考慮し、コストの把握が大切です。

まとめ

トラックの種類には、法律や高速道路での基準、メーカーの基準などさまざまな規格が存在します。
運転できる免許に関しても、条件があるので注意しましょう。
また大きなトラックになればなるほど、年間の維持費は高くなります。
そのため、年間での維持費をしっかりと把握して車両購入することが大切です。

  • トラックのサイズはメーカーの基準や法律などさまざまな種類がある
  • トラックの形状は荷台に搭載する上物で分けることができる
  • 使用用途によって最適なトラックのボディタイプが異なる
  • 大きさによって活躍するフィールドも違う

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