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三菱ふそうキャンターの特徴やサイズは?中古価格や耐用年数も解説

三菱ふそう:キャンター 24061401(引用元:三菱ふそう)
国内外で高い人気を誇る小型トラックが、三菱ふそう キャンターです。
基本性能の高さはもちろんのこと、車種のバリエーションが豊富なのが人気の秘密です。
この記事では、キャンターの特徴と荷室サイズの比較、中古車の平均相場を解説します。

三菱ふそう キャンターの特徴

三菱ふそう:キャンター 24061402
三菱ふそう キャンターは、小型トラックでありながら高い積載量が特徴で、60年以上売れ続けている三菱ふそうを代表するモデルです。
広い車内空間や乗り心地の良さから、長距離の移動も快適におこなえます。

キャンターのバリエーション

サイズやバリエーションが豊富で、利用者の要望に合った1台を見つけやすいのもキャンターが人気の理由です。

カーゴ

カーゴのボディバリエーションを表にまとめました。
キャブタイプ、ボディ、荷台など組み合わせバリエーションは50以上あります。

キャブタイプ 定員 全長×全幅×全高 (mm) ボディ 荷台
シングルキャブ 3名 4,680~5,985×1,695~1,890×1,975~2,210 ・標準
・セミロング
・ロング
・全低床
・高床
ダブルキャブ 6~8名
シングルワイドキャブ 3名 5,280~7,870×2,080~2,180×2,220~2,310 ・セミロング※
・ロング
・超ロング
・超超ロング※
ダブルワイドキャブ 6~8名 ・ロング
・超ロング

※2WDのみの設定
★4WDのみの設定

ダンプ

ダンプのボディバリエーションを表にまとめました。

キャブタイプ 全長×全幅×全高 (mm) 荷台
・標準キャブ
・強化ダンプ
・超強化ダンプ※
・連動リアゲート付き
強化ダンプ※
4,695~4,735×1,695~
1,880×1,985~2,220
・全低床
・高床※
・多目的強化ダンプ 全低床
・船底強化ダンプ※ 高床
・拡張強化ダンプ※ 4,735×1,880×2,220 ・全低床
・高床
・ワイド強化ダンプ※ 5,335~5,390×2,115~2,130×1,990 高床
・連動リヤゲート付
ワイド強化ダンプ※
5,345~5,390×2,120~2,170×2,350

※2WDのみの設定

快適な車内空間

キャンターは、同クラスのライバル車と比較しても、居住空間が広いといわれています。
理由の一つに、フロントピラーの角度を立てて設計することにより、室内空間を確保しています。他車に先駆けてインパネシフトを採用しているので操作性が高いだけではなく、足元の空間が広々していています。

パワフルで経済性にも優れたエンジン

エンジンは3.0Lのディーゼルエンジンを採用し、2020年に誕生した現行モデルだと最大トルク430N・m (43.8kgf・m) により低回転から力強い走りを実現し、クラストップレベルの燃費 (標準ルーフキャブ ロングボデー・全低床の場合11.8km/l ) を誇っています。

最新の安全装備

キャンターでは最新の安全装備も充実しています。
2020年モデル以降はフロントバンパーにミリ波レーダーを搭載し、前方の走行車両、障害物、歩行者を検知します。危険と判断された場合にドライバーに警告や走行状況に応じて、ブレーキを自動的に作動させて、衝突回避や衝突被害軽減の支援をおこないます。
(引用元:三菱ふそう)

【車種別】キャンターの概要と荷室サイズ

三菱ふそう:キャンター 24061403
キャンターの主要車種別の概要と荷室サイズを以下の表にまとめました。

カーゴ・ダブルキャブタイプ (2019年モデル)

カーゴ・ダブルキャブタイプの車種別荷室サイズは以下になります。

標準キャブ 1.5t ロングボデー・セミロングボデー

■標準キャブ 1.5t ロングボデー・セミロングボデー

荷台タイプ 最大積載量(t) 荷台寸法(㎜)
(全長)×(全幅)×(全高)
全低床 1.5、2.、3 3,120×1,615×380

■ワイドキャブ セミロングボデー

荷台タイプ 最大積載量(t) 荷台寸法(㎜)
(全長)×(全幅)×(全高)
全低床 2、3、3.5、4.45、4.9 ・3,500×1,980×380(中間幅荷台)
・3,500×2,080×380(拡幅荷台)

■標準ダブルキャブ 1.5tロングボデー 2.0t標準ボデー

荷台タイプ 最大積載量(t) 荷台寸法(㎜)
(全長)×(全幅)×(全高)
全低床 1.5、2 2,120×1,615×380

■標準ダブルキャブ ロングボデー

荷台タイプ 最大積載量(t) 荷台寸法(㎜)
(全長)×(全幅)×(全高)
全低床 2、3 3,350×1,900×380

■標準キャブ・超強化(9mmデッキ)ダンプ・舟底強化ダンプ

荷台タイプ 最大積載量(t) 荷台寸法(㎜)
(全長)×(全幅)×(全高)
全低床 2、3 3,050×1,600×320

■ワイド強化ダンプ (一方開/三方開)強化ダンプ(支柱付)

荷台タイプ 最大積載量(t) 荷台寸法(㎜)
(全長)×(全幅)×(全高)
全低床 3.7、4 3,400×2,000×370

(引用元:三菱ふそう キャンター カタログ)

【年式別】キャンターの中古車価格の相場

三菱ふそう:キャンター 24061404
キャンターの中古車価格の相場を年式別で解説します。
ただし中古車は装備や走行距離などの状態で大きく変動するため参考程度にとどめてください。

・8代目キャンター前期 (2010年~2014年) 価格帯:75万円~475万円
・8代目キャンター後期 (2015年~2020年) 価格帯:135万円~515万円
・9代目キャンター (2020年~) 価格帯:275万円~700万円以上
(すべて参考価格、トラック流通センター調べ)

キャンターの耐用年数


自動車を必要経費として利用する場合は、耐用年数を計算して減価償却の処理をおこなう必要があります。ただし、新車と中古車、トラックとダンプで耐用年数の計算方法が異なるため注意が必要です。

キャンターの耐用年数

耐用年数は車種により異なります。
キャンターを新車で購入した場合、ダンプ式トラックは4年、業務用トラックは大型乗用車 (総排気量が3リットル以上) の場合は5年、小型車(積載量が2トン以下) の場合は3年に設定されています。
中古で購入した場合は、簡便法という計算式を用いて耐用年数を算出する方法が一般的です。

■耐用年数計算式
法定耐用年数×20%=耐用年数

年式の古い中古車を購入し、耐用年数が2年未満でも繰り上げで2年となります。

キャンターを中古で購入する際の4つのポイント

三菱ふそう:キャンター 24061405

①希望する条件に合うか

キャンターはバリエーションが豊富なため、希望する積載量に対応できるかの事前確認が必要です。積載量は車検証に記載されているので必ず確認してください。

②エンジンの状態

トラックで大事なのが、エンジンです。まず、始動がスムーズにおこなえるか、また始動後も異音がしないか排気ガスの臭いも確認を忘れないでください。その際に、排気音が大きすぎる場合や排気ガスが明らかに白い場合は、不調のサインです。可能であればエンジンを直接確認し、冷却水やオイルの量や漏れがないかの確認もおすすめします。

③ブレーキの効きやクラッチの状態

エンジン以外にも駆動する部分などの機関に異常がないか確認します。ブレーキの効きや異音がないか、ステアリングから異音がしないかなどの確認が必要です。またトランスミッションの入り具合やクラッチの状態も合わせて確認してください。

④タイヤの状態

タイヤの偏磨耗がないかの確認もおすすめします。理由は、明らかな偏摩耗があるとアライメント調整が必要になるからです。

まとめ

今回はキャンターの購入を検討している人なら知っておきたいボディタイプやサイズ、中古車購入の注意点などについて紹介しました。内容をまとめると下記のとおりです。

  • カーゴタイプ、ダンプには標準ボディ、ワイドボディがあり、荷台は全低床、高床がある
  • カーゴタイプには標準キャブ、ダブルキャブがあり、ボディタイプも標準から超超ロングまで6種類ある
  • 古い年式の中古車でも最低2年の耐用年数が設けられる
  • 中古車は実車の確認を必ずおこない、内外装や機関の細部までチェックする

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