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1トントラックは普通免許で乗れる!?積載量とサイズ、メリットからリース料金まで徹底解説

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2017年3月12日、改正道路交通法が施行され、準中型免許が新設されました。普通免許で運転できる車の最大積載量と最大重量の範囲が縮小されました。この法改正により、2017年3月12日以降に普通免許を取得した人と法改正以前に普通免許を取得した人では、運転できるトラックに違いが生まれました。この記事では、「普通免許で乗れる1トントラックの寸法や積載量はどのくらいなのか?」また「1トントラックはどのような場面で使われる車なのか?」などの普通免許とリース車の概要と併せて解説していきます。

1トントラックとは?

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トラックといえば物流には欠かすことのできない車です。大型トラックになると、一度にたくさんの荷物を載せ運ぶことができます。しかし、2017年3月21日以降に取得した普通免許では運転ができません。
新卒で入社してきた場合、新しい規定での普通免許を取得している人がほとんどです。若い世代にとっては、トラックを運転するために準中型免許や大型免許を取得しなければなりません。

それでは、主に使われているトラックの種類を挙げていきます。

平ボディ

最も目にするのが平ボディ型のトラックです。平型の荷台となっているため、さまざまな物品が運搬できます。寸法の長いものや高いものでも乗せられる便利なトラックです。

バン

バンとは、荷台がコンテナのように囲まれているトラックのことです。悪天候を気にせず運搬できますが、運べる物品は、荷台に収まる大きさに限られます。

幌車

バンと似ていますが、幌で荷台を被せた車が幌車です。囲いはバンのような強度はありませんが、車両重量を軽くすることができます。

冷蔵車/冷凍車

冷蔵車と冷凍車は、コンテナが冷蔵庫や冷凍庫になっている車のことをいいます。冷凍車であればマイナス25度くらいまで冷やせるものが一般的です。冷蔵車は冷凍車よりも温度は高めとなっていて、食品などの運搬に使われます。

ほとんどのトラックが旧の免許証でなければ運転できません。しかし、一定の条件を満たしていれば、普通免許でも運転ができるトラックがあります。新しい普通免許でも運転できるトラックが1トントラックです。

1トントラックの寸法、積載量は新しい普通免許でも運転できる範囲


旧免許証を取得していれば、普通免許で最大積載量が4トンまで車の運転が可能です。しかし、法改正後は普通免許で運転ができなくなりました。そこで注目されているトラックが1トントラックです。1トントラックは、他のトラックと比べ小さいサイズで最大積載量は2トン未満となっています。

それでは、2017年3月12日以降取得した免許証がどのような区分となっているのか、運転できる車両の条件や取得の条件を見ていきます。

普通免許で運転できる車とは?

普通免許の区分は、現時点で3回にわたり基準が変更されています。

2007年6月1日以前に普通免許を取得した人は、準中型自動車が運転可能です。中型自動車とは、車両総重量8トンまでの車両で、免許証には「中型車は中型車(8t)に限る」と記載があります。

2007年6月2日~2017年3月11日の間に取得した普通免許を取得した人は、準中型自動車も運転できます。しかし、免許証の記載欄には「準中型で運転できる準中型車は準中型車(5t)に限る」と記されているため、運転可能な車は車両総重量5トン未満です。

最後に、2017年3月12日、道路交通法の改正されました。
免許の区分は下記のとおりです。

免許の種類 運転できる車両の条件 取得の条件
普通免許 ・車両総重量3.5トン未満
・最大積載量2トン未満
・乗車定員10人以下の車両
18歳以上
準中型免許 ・車両総重量3.5トン以上7.5トン未満
・最大積載量2トン以上4.5トン未満の車両
18歳以上
中型免許 ・車両総重量11トン未満
・最大積載量6.5トン未満
・乗車定員29人以下の車両
20歳以上
普通免許経歴2年以上
大型免許 ・車両総重量11トン以上
・最大積載量6.5トン以上
・乗車定員30人以上の車両
21歳以上
普通免許経歴3年以上

車両総重量とは、車両に乗員や最大積載量の荷物を積ん走行できる状態での全重量であり、最大積載量とは、商用車に積める荷物の重さの最大量のことをいいます。一覧からみてもわかるように、普通免許でも2トン未満の車であれば、運転が可能です。

1トントラックの寸法と積載量

大型トラックを乗りこなせる人からすれば、1トントラックはかなり小型のトラックの印象を受けます。実際、1トントラックとは最大積載量が1トン以下なので、軽トラックと同レベルの荷台というイメージも否めません。しかし、1トントラックは狭い道でもスムーズな走行が可能で、引越しや畑仕事などには向いている車です。

各メーカーのトラックは、下記のように車両寸法や最大積載量、車両総重量などによって、以下の規格に分類されます。

サイズ 寸法 車両総重量 最大積載量
小型トラック 全長 4.7m以内
全幅 1.7m以内
全高 2.0m以内
5.0トン未満 3.0トン未満
中型トラック 全長:12m以内
全幅:2.5m以内
全高:3.8m以内
5.0~11トン 6.5トン以上
大型トラック 中型トラックと同じ 1トン以上 中型トラックと同じ

この区分だけを見れば、法改正後に普通免許を取得した人は、小型トラックでも運転はできないことになります。しかし、メーカーの基準と道路交通法での基準には車両総重量と最大積載量の区分に違いがあり、車の購入を検討する際には注意しなければなりません。

前述にもあるとおり、道路交通法では車両総重量が3.5トン未満、最大積載量が2トン未満、車両定員が10人以下であれば普通免許で運転できます。トラックもこの条件に該当するタイプのものであれば運転可能です。

それでは、代表的な1トントラックの寸法や積載量を一覧で見ていきます。

車名 荷台長 荷台幅 車両総重量 最大積載量
ライトエーストラック 2,430mm 1.585mm 2.040kg 800kg(750kg)
バネットトラック
シングルタイヤ/ロング
2.735mm 1.600mn 2.415kg 1.000kg
ボンゴトラック
シングルタイヤ/ロング
2,735mm 1.600mm 2.525kg 1.000kg

1トントラックには、荷台長がショートタイプとロングタイプがあります。荷物をたくさん載せられるロングタイプでも積載量は1トンとなっているため、普通免許でも運転が可能です。平ボディのトラックは、荷台長より長尺物の運搬が可能で木材や鉄材も積むことができます。

いすゞ「エルフ」や日野「デュトロ」のように最大積載量は1.5トンのトラックもありますが、車両総重量が3.5トン以上となるため法改正後の普通免許では運転できません。また、上記の一覧表にある車両に囲いや幌などの加工を施すと、車両総重量が3.5トンを超えるため運転できないので注意が必要です。

1トントラックのメリット


1トントラックは、法改正後に普通免許を取得した人でも運転することができるため業務の即戦力となります。その他にも下記のようなメリットがあります。

小回りが利く

1トントラックはコンパクトなサイズとなっているため、入り組んだ道路や狭い道でも小回りの利く車です。住宅街や混みいった街中でもスムーズに仕事ができます。

駐車スペースを選びやすい

1トントラックは、ワンボックスカー程度の大きさとなっています。ボディサイズが大きくなると駐車スペースが限られますが、1トントラックであれば駐車スペースが選びやすく、仕事も効率的に進めることが可能です。

荷物の積み下ろしがスムーズにおこなえる

トラックが大きくなれば車高も高くなります。車高が高くなれば、人が乗り降りする時間や荷物の積み下ろしに時間がかかりますが、1トントラックであれば荷物の積み下ろしもスムーズにおこなえます。

メリットがある一方、最大積載量が小さいため一度に大量の荷物の運搬ができないデメリットもありますが、幅広い業種で活躍できる車です。

様々な用途で使われる1トントラック

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新しい普通免許でも、1トントラックであれば運転ができます。なかには、1トントラックでは仕事に活用できない業種もありますが、さまざま業種において1トントラックが注目されています。

それでは、どのようなシーンで1トントラックが使われているのか挙げていきます。

軽貨物の搬送

最近では、コロナ禍の影響もあり通販や個人宅への配送が増加しています。コンビニやデパートなどへのルート配送、中型トラックや大型トラックで搬送された物を各ルートへ配送するにも小型トラックは便利な車両です。また、集荷もしやすく荷物の引き取りにも柔軟な対応が可能です。

引越しの運搬

最近では、引越し業者にとっても1トントラックは便利な車両となっています。一人暮らしや近場での引越しなどに重宝されるだけでなく、中型トラックや大型トラックに比べると駐車しやすいこともメリットです。

ゴミや廃材、土砂などの運搬

土木建築業でも1トントラックは、需要が増加しています。ゴミや廃材をはじめ土砂なども1トントラックで運搬することは可能です。1トントラックは、中型トラックに比べると維持費も安く抑えられるため、経費削減にもつながります。

上記のように、さまざまなシーンで1トントラックが使われていることがわかりました。また、1トントラックであれば、法改正後に普通免許を取得した人でも仕事ができるため、雇用する側にとっても人手不足の解消が期待できます。

1トントラックをカーリースで使ってみよう

1トントラックは、法改正後に取得した人でも乗ることができる車両でさまざまなシーンで使われています。人手不足の解消にもつなげることが期待されますが、購入するとなれば頭金をはじめ、購入後の維持費も必要です。仕事で使うとなれば1台では足りない場合もあるため、一度に複数台使いたい人にはさらに大きな出費となります。

事業で1トントラックを気軽に使う方法として、よく使われている方法がカーリースです。

カーリースとは?

カーリースは、自分の欲しい車をリース会社に購入してもらい、リース会社へリース料を支払って一定期間車を貸与してもらうシステムです。カーリースは、法人や個人事業主にとってメリットのある乗り方です

それでは、カーリースのメリットを見ていきます。

常に状態の良いトラックに乗ることが可能

カーリース最大のメリットは、定期的にトラックに乗り換えられる点です。リース会社では3年リースや5年リースで設定しているところが多く、リース満了後には状態の良いトラックに乗り換えることができます。

定期的に新車に乗り換えることで、会社のイメージも良くなります。また、リース車はレンタカーのように「わ」ナンバーではないため周囲から貸与車とはわかりません。

節税ができる

車や機械など大きな全額の買い物をすれば、全額経費としてその年に計上できると考えますが、経費として認められるのは1つまたは1組が10万円未満の資産までとなります。青色申告をしている個人事業主は、特例として1つまたは1組が30万円未満の資産は購入、使用を開始した年に一括で経費計上が可能です。それに対して、カーリースは毎月支払うリース料の全額を経費として計上できます。

固定資産としての計上は不要で、リース料を経費として計上できるうえ、自動車税や重量税などの税金もリース会社が負担してくれるため、法人や個人事業主にとって大きな節税対策になります。

カーリースは、デメリットとしてカスタマイズができないことや中途解約ができないことが挙げられます。しかし、台数を多く抱える物流業や土木建築などにとっては節税対策にもつながります

1トントラックのリース料相場価格

リース車は、法人や個人事業主にとってメリットのある乗り方であることがわかりました。それでは、実際に1トントラックをリースした場合、リース料の相場価格はどのくらいなのか見ていきます。

車種 リース期間 リース料(税込)
トヨタ「タウンエーストラック」 5年リース 34,320円〜
トヨタ「ハイエースバン」 5年リース 39,160円〜
マツダ「ボンゴ」 5年リース 41,030円〜

(価格参考元:リースパートナー)

カーリースと中古車でどちらの方がお得か気になる方は、下記記事を参考にしてみてください。

どっちがお得、中古車とカーリースの比較はこちら

1トントラックのまとめ

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今回は、普通免許で乗れる1トントラックの最大積載量やサイズ、車両総重量はどのくらいか?1トントラックのメリットやリース料を解説してきました。

運転免許は、今まで3度にわたり区分が変更されています。改正前に普通免許を取得している人であれば、小型トラックの運転も可能ですが、改正後に取得した人は従来の小型トラックを運転するために準中型免許を取得しなければなりません。
道路交通法とメーカーが定める車両総重量と最大積載量の基準は違います。仮に、法改正後に普通免許を取得した人がメーカーの区分では小型に該当する2トントラックを運転すれば、無免許の対象となります。

1トントラックは、コンパクトで軽貨物の運搬や引越しなどに適しています。中型トラックや大型のトラックで運搬していると物足りなさを感じることもありますが、普通免許でも運転ができる点では人材不足の解消にもつながります。

複数台をまとめて購入するには費用もかかるため、節税対策にもなるカーリースを利用して1トントラックを使ってみることをおすすめします。

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