4トン車の中古・新車価格を紹介|4tトラックの車種・荷台寸法・必要免許まで総まとめ
数あるトラックの中でも、1番メジャーな大きさは、実は4トントラックです。今回は、4トントラックの特徴と荷台寸法・形状、車体価格とレンタカーの料金についてお話します。
4トントラックとは?
「4トントラック」という名前は通称であり、正しくは中型トラック、あるいは普通トラックと言われています。
ただし、「普通トラック」と言った場合は4トン以上のトラックすべてを含むため、一般的には4トントラックと呼ばれます。
この4トンとは、そのトラックに積載できる荷物の総重量の目安のことで、車体の重さではありません。
つまり、4トントラックは「大体4トンぐらいのものが積み込めるトラック」であると覚えておきましょう。
車体の重さを含めると、大体8トン前後あるため、運転するには最低でも中型8トン限定免許が必要です。
もちろん、この4トン積めるという点と、最低でも中型8トン限定免許がいるというのはあくまでも目安のお話。
車両形状や、車両総重量・最大積載量によって必要な免許は違うので注意しましょう。
4トントラックが選ばれる理由
4トントラックがよく選ばれる理由は、次の3つです。
・業種の要求に合わせた架装ができる
・日本の道路に合っている
・大型トラックより購入費や維持費が安い
1つ目は、前述のとおり、使用用途に合わせて架装できることが、各業種から選ばれている理由です。
2つ目は、日本の決して広くはない道路に合っているためです。住宅が密集した狭い建設現場などでも、4トントラックならば使用できます。
3つ目は、購入と維持にかかる費用が、大型トラックよりも安いことです。トラックが必須となる運送業者のほとんどが、零細企業であることが関係しています。
具体的には、運送業者のうち99%が「資本金3億円以下又は従業員300人以下」の中小企業です。潤沢な資金がない場合も多いでしょう。
4トントラックの購入、維持にかかる費用は、次のとおり大型トラックよりも安いため、選ばれています。
購入価格 ※新車のケース |
維持費 ※例としてサイズごとに費用の目安がつきやすい「自動車税」を比較 |
|
4トントラック | 1,000~1,500万円前後 | 営業用:18,500円 自家用:25,500円 |
大型トラック | 2,000万円〜2,600万円前後 | 営業用:29,500円(プラス1トンごとに4,700円増加) 自家用:40,500円(プラス1トン増加ごとに6,300円増加) |
総重量・積載の算出方法
4トントラックに限らず、車両総重量と最大積載量は、そのトラックを運転するうえで、持っている免許の制限の範囲内かどうかを判断する大事な情報です。
これを気にしないままに乗ってしまうと、無免許運転として罰せられ、3年以下の懲役または50万円以下の罰金という非常に重い刑事責任を問われます。
そのため、「4トントラックだから中型免許でOK」と勘違いせずに、必ず車検証などでトラックの情報を整理しておきましょう。
見るべきポイントは、車両全体の重さである「車両総重量」と、積載できる重さの上限である「最大積載量」です。
4トントラックの場合、車両総重量はおおむね8トン前後あります。
これは、2007年の道路交通法改正前まで、普通免許で8トン未満のトラックまでは運転出来ていたことが理由です。
一部車両は、架装の関係で8トンを超えてしまっているものの、だいたい8トン前後と考えていいでしょう。
一方の最大積載量とは、車両総重量から車体の重量と乗車定員×55kgを引いた、ぎりぎり安全に運転できる重量の限界のことを言います。
ややこしいので、計算式で書き直してみると、次のようになります。
「車両総重量=車両重量+(乗車人数×55kg)+最大積載量」
ではこの表をもとに最大積載量を割り出してみましょう。
「最大積載量=車両総重量-{(車両重量+(乗車人数×55kg)}」
このような計算式となります。
この、最大積載量の部分が4トン未満のトラックを4トントラックというのです。
もちろん、荷台の形状によって最大積載量は変わりますので、判断材料としては車両総重量が8トン前後のトラックが、4トントラックだと覚えておきましょう。
4トントラックを運転する場合に必要な免許
4トントラックを運転するには、そのトラックに適した免許が必要になります。
実は、4トントラックが一番必要とする免許がややこしいため、その違いをきちんと押さえておかなければなりません。
4トントラックの運転に必要な免許は、最低でも中型8トン限定免許、そして、中型免許、大型免許のいずれかになります。
先に少しお話しましたが、運転できるトラックは、そのトラックの車両総重量と最大積載量で変わります。
車両総重量・最大積載量と必要な免許を一覧にしてみたので、自分の持っている運転免許で運転できるかどうかを確認してみましょう。
免許の種類 | 車両総重量 | 最大積載量 |
中型8トン限定免許 | 8トン未満 | 5トン未満 |
中型免許 | 11トン未満 | 6.5トン未満 |
大型免許 | 11トン以上無制限 | 6.5トン以上無制限 |
運転するために一番必要で確実な方法は、大型免許を取得することですが、4トントラックの場合、中型免許でもほとんど問題ありません。
中型8トン限定免許と中型免許の大きな違いは、架装の関係で8トンを超えてしまっている4トントラックでも、問題なく運転できることです。
架装を行うトラックのなかにパッカー車やゴミ収集車と呼ばれる「塵芥車(じんんかいしゃ)」があります。
このトラックでは特殊な架装が施されている場合が多く、8トン限定免許や中型免許で運転できない場合があるのです。
しかしこのような特殊な架装が施されていない限りは、中型免許で対応できるので、4トントラックを運転する機会が多いのであれば、中型免許を取得しましょう。
4トントラックと2トントラックの違いとは
業務に4トントラックを導入するとき、購入費用や維持費をさらに抑えられる2トントラックと迷うかもしれません。
小型トラックと呼ばれる2トントラックとの違いを比較して紹介します。
最大積載量・車両総重量・サイズ
4トントラックと2トントラックの1番の違いは、大きさです。具体的には、最大積載量と車両総重量が異なります。
車両総重量 | 最大積載量 | |
4トントラック | 8トン未満 | 4トン未満 |
2トントラック | 5トン未満 | 2トン未満 |
最大積載量と車両総重量を比較してみると、以下のとおりです。
用途・運転のしやすさ
4トントラックと2トントラックは、用途や運転のしやすさにも違いがあります。
用途の違いは次のとおりです。
サイズ | 用途 |
4トントラック | 長距離輸送もしくは引越しで利用される |
2トントラック | 小回りが効き住宅街に駐車しやすいため、個人宅へ荷物を運ぶときに利用される |
他にも以下の観点から運転のしやすさが異なります。車体が大きくなるにつれて、運転の難易度が増すのが特徴です。
運転操作 | 難易度 |
ブレーキ感度 | 車体が大きくなるほど効きにくくなる |
カーブ | 車体が大きくなるほど車体後部がオーバーハングする |
バック | 車体が長くなるほどトラックの死角が増えてバックしにくい |
4トントラックの種類やサイズ、荷台寸法をご紹介!
4トントラックは、日本で一番使われているサイズのトラックです。
昔は普通免許で運転出来ていた利便性の高さの名残もありますが、大きすぎず、小さすぎずちょうどいいトラックであることも理由のひとつです。
しかし、4トントラックとひと口に言っても、キャブの大きさやボディサイズで荷台部分の大きさは違います。
ここでは、4トントラックのサイズ・荷台寸法と、大手トラックメーカーの4トントラックのラインナップ、特殊な架装を施した4トントラックについてお話します。
サイズ・荷台寸法
まず、4トントラックのサイズですが、各メーカーによって取り扱っている大きさは微妙に違うものの、大きく5種類に分けることができます。
ボディの大きさによって、当然荷台部分の寸法は少しずつ変わってきますが、一覧にすると以下のとおりになります。
ボディサイズ | 長さ | 幅 |
標準ボディ | 約6,200mm | 約2,130mm |
ロングボディ | 約7,200mm | 約2,130mm |
スーパー ロングボディ |
約8,200mm | 約2,130mm |
ワイドボディ | 約6,200mm | 約2,340mm |
ショートボディ | 約4,350mm | 約2,040mm |
メーカーごとに大きさは若干異なりますが、おおよそ同じぐらいの大きさでそれほどの差はありません。
4トントラックの中でも、スーパーロングボディに関しては、トラックに詳しくない人が見ると10トントラックに見間違える人もいます。
また、キャブの種類によっても荷台の寸法は前後します。
4トン車には、ベッドのついたベッド付きキャブと、ベッドのついていないキャブの2種類が存在するのです。
ベッドがついていると、長距離運送でも車内で仮眠をとることもできるため、便利ですが、その分荷台寸法は少しだけ小さくなります。
一方のベッドなしのキャブでは、長距離輸送には向かないものの、荷台寸法を維持できるため、積み荷が多い場合はこちらがオススメです。
また4トントラックの積載量は、前述のとおり基本的には「4トン未満」です。ただし増トン車(※)の場合、次の積載量となるケースもあります。
数あるトラックの中でも、1番メジャーな大きさは、実は4トントラックです。今回は、4トントラックの特徴と荷台寸法・形状、車体価格とレンタカーの料金についてお話します。
サイズ | 寸法 |
4トントラック | 4トン未満 |
増トン車 | 6.5トン・8トン未満 |
4トントラックを意味する中型トラックの車両総重量は、2007年の道路交通法改正により、11トン未満にまで引き上がりました。
これにより現在は、4トン以上の荷物を積める6.5トン、8トントラックといった増トン車も製造されています。
(※)4トントラック(中型トラック)と同じボディでありながら、積載量が6.5トン、8トンのトラックは増トン車と呼ばれます。
ラインナップ
次に、メーカーごとの4トン車の架装ラインナップです。
実は4社でラインナップされている荷台の種類がわずかに違い、新車購入後すぐに使える架装があるかはメーカーによるのです。
では、荷台形状のラインナップを見ていきましょう。
日野自動車 | いすゞ自動車 | 三菱ふそう | UDトラックス |
レンジャー | フォワード | ファイター | コンドル |
アルミウイング カーゴ ドライバン ウイングバン アルミブロック 強化木製平ボディ ダンプ 冷蔵・冷凍バン ミキサー |
アルミウイング 木製平ボディ アルミブロック クレーン ドライバン 冷蔵・冷凍バン ダンプ セーフティローダ 除雪車 じんかい車 バキューム テールゲートリフター |
アルミウイング カーゴ アルミブロック ダンプ ウイングバン |
ドライバン 冷蔵・冷凍バン クレーン アルミブロック 平ボディ ダンプ ミキサー |
※メーカー公式HPによる、2024年7月現在のラインナップ
どのメーカーでも、バンや平ボディはラインナップされています。
これは、4トントラックに限らず、2トン、10トンでも同様で、非常に人気が高い荷台形状でもあります。
また、ここでいうクレーンとは、キャブバッククレーンのことで、クレーンだけがついているわけではありません。
クレーンの後ろには、やや寸法は小さいもののアオリが付いた荷台がついており、吊り上げた荷物をそのまま載せて運搬することができるのです。
そのほか、ミキサーやセーフティローダーと言った、目的がはっきりしている車種も一部ラインナップされており、4トントラックだけでほとんどの業種の仕事をカバーできます。
特殊形状の4トントラック
非常に種類の多い4トントラックですが、メーカーラインナップ以外でも様々な形状の荷台が存在します。これは購入後、荷台部分を専門に作るメーカーに依頼することで制作することが可能です。
例えば、4トンスーパーロングであれば、2~5台積みが可能なキャリアカーを制作することができます。また、一般に「ゴミ収集車」と呼ばれる塵芥車や、散水車も荷台寸法次第で製作可能です。
依頼するメーカーは、PTO駆動の車両であれば新明和やTADANOが、特殊架装であれば花見台や美川ボデーなどが有名でしょう。
ただし、特殊架装を施した4トントラックに関しては、そのほとんどが大型免許でなければ運転できなくなります。
車両の重量が激増するのはもちろん、最大積載量も大幅に増えるためです。
また、特殊架装を施す場合は、莫大な費用と時間がかかることを覚えておきましょう。
キャリアカーの例でいえば、5台積みの場合、制作年数は1~2年、費用は数千万円する場合もあります。
中古車でも数は少ないですが販売されていることもあるので、いきなり新車購入を考えず、まずは中古車で検討することをオススメします。
4トントラックは運送会社に多く使用されている
4トントラックが活躍できる業種は非常に広く、さまざまな荷台バリエーションもあり、多種多様な使い方をされています。
具体的には、次の業種でよく使用されます。
運送業
引越し業
建設業
製造業
など
例を挙げると、次のように業種や業務に合わせたユニークな荷台が搭載されます。
業種 | 業務 |
引越し業 | アルミボディに昇降設備(リフト)を搭載し荷物を大切に扱いながら降ろしやすくする |
建設業 | 少ないスペースで建材の積み下ろしができるようクレーンを搭載する |
製造業 | 食品の場合、冷凍装置・冷蔵装置を搭載し新鮮さを保ちながら荷物を運搬する |
最もオーソドックスな使い方は、ルート配送と呼ばれる、決まったルートで荷物を運ぶものです。
大手運送会社でもこの使い方が一番多い使われ方をしています。
また、同じような使い方で、引越し業者にもよく使われています。
その理由としては4トントラックには、オプションでパワーリフトが装着でき、重たい家財を積み込むことも可能だからです。
また、製造業には、冷蔵・冷凍車も一定数人気があります。ただ、実際は2トントラックのほうが使用されているケースも見られます。
その理由は、冷凍・冷蔵バンにしてしまうと、装備などの関係で最大積載量が下がってしまうからです。
10トントラックを導入するほどではないが、2トンでは物足りない場合は、4トントラックの出番だといえるでしょう。
4トントラックの新車・中古車価格・レンタカー料金
4トントラックは、非常に利便性が高く、1台持っていればいろいろな形で活躍できるトラックです。
しかし、そこはやはりトラック、高価な買い物であることは変わりません。
もちろん、価格は新車と中古車で変わりますが、一度お試しで使ってみたい人にはレンタカーという方法もあります。
では、どれぐらいの費用がかかるのでしょうか。
ここでは4トントラックの新車・中古車価格の比較と、レンタルする場合の金額について説明します。
新車価格 | 1,000〜1,500万円 |
中古車価格 | 200〜700万円 |
レンタカー価格 | 1日2万5,000円〜 |
4トントラック新車価格
新車価格 | 1,000〜1,500万円 |
メリット | ・架装のカスタマイズが自由 ・年式が新しく状態が良い |
デメリット | ・高額 ・ボディと架装を別々で選び購入する ・納品までに時間がかかる場合がある |
4トントラックは、新車であれば、荷台形状にもよりますが、だいたい1,000〜1,500万円前後と非常に高額です。
これには理由があり、安全性能の装備の関係で、高額になっています。
衝突被害軽減ブレーキに使われるミリ波レーダーや、ABS(アンチロックブレーキシステム)などがそれにあたります。
ただ、年式が新しいことや、架装のカスタマイズが自由な点は大きなメリットです。
一方デメリットとして、やはり中古よりも高くなることや、架装の種類によっては納品までに時間がかかることが挙げられます。中古車の方がすぐに手に入る可能性があります。
4トントラックの中古車価格
中古車価格 | 200〜700万円 |
メリット | ・架装がついた状態で手に入る ・新車よりも価格が手頃 ・車検・整備の場所を自由に選べる |
デメリット | ・年式が古い場合もある ・メンテナンスが必要なケースもある |
中古車価格は、年式や走行距離、荷台形状にもよりますが、200〜700万円が平均価格です。
これよりも高いトラック、低いトラックもありますが、このぐらいがボリュームゾーンだと覚えておきましょう。
新車と中古車の大きな違いは、自費でカスタマイズをする必要があるかないかです。
新車の場合、必要な装備がついていなければ、車両購入後に自費でカスタマイズをする必要があります。
しかし、その分長く使えるというメリットがあります。
中古車の場合は、以前同業者が使っていたなどの理由で、必要な装備が最初からついていることも珍しくありません。
反面、車体、荷台部分共に使い古されていることに変わりはないので、購入前の確認や購入後のメンテナンスは、新車よりも必要になります。
なお、整備に関しては、ディーラーでも民間整備工場でもどちらでも可能です。
ただし、ディーラーの場合は、他社のトラックを断ることもあるため、事前に問い合わせておくことをオススメします。
4トントラックのレンタカー料金・相場
レンタカーの価格 | 1日2万5,000円〜 |
メリット | ・短期間の使用に最適 |
デメリット | ・長期間必要な場合は割高 ・特装車は用意がないケースも |
4トントラックを購入するか悩んでいる場合や、短期でしか使わない場合は、レンタカーとして借りることもできます。
特に、導入するかどうか悩んでいる場合には、一度レンタルをしてみて判断するのもいいでしょう。
レンタカーの場合、借りる期間によって金額が変わることはもちろんですが、荷台形状によっても価格は変わります。
特装車である塵芥車や散水車は、レンタカー会社の所有台数が少ないこと、レンタルの回数が少ないことから、「要相談」となっている場合もあります。
利用を検討している場合は、一度在庫があるかどうかを含めてレンタカー会社に問い合わせてみましょう。
よくある質問
新車と中古車でできることの違いはある?
4トントラックを購入する場合、新車で購入するか中古車で購入するかの2パターンがあります。
気になる価格ですが、新車であれば、荷台形状にもよりますが、だいたい1,000〜1,500万円前後と非常に高額です。
これには理由があり、安全性能の装備の関係で、高額になっているのです。
衝突被害軽減ブレーキに使われるミリ波レーダーや、ABS(アンチロックブレーキシステム)などがそれにあたります。
一方の中古車価格は、年式や走行距離、荷台形状にもよりますが、200〜700万円が平均価格です。
これよりも高いトラック、低いトラックもありますが、だいたいこのぐらいがボリュームゾーンだと覚えておきましょう。
新車と中古車の大きな違いは、自費でカスタマイズをする必要があるかないかです。
新車の場合、必要な装備がついていなければ、車両購入後に自費でカスタマイズをする必要があります。
しかし、その分長く使えるというメリットがあります。
中古車の場合は、以前同業者が使っていたなどの理由で、必要な装備が最初からついていることも珍しくありません。
反面、車体、荷台部分共に使い古されていることに変わりはないので、購入前の確認や購入後のメンテナンスは、新車よりも必要になります。
なお、整備に関しては、ディーラーでも民間整備工場でもどちらでも可能です。
ただし、ディーラーの場合は、他社のトラックを断ることもあるため、事前に問い合わせておくことをオススメします。
購入とレンタルのどちらがお得?
4トントラックを購入するのとレンタルするのでは、どちらがお得なのかは、維持費の問題で重要な要素です。
これについては、どちらがお得かと言われると「利用状況による」というのが結論になります。
長期間利用する、事業所として導入するというのであれば、購入のほうが安くなります。
車検・点検費用や車両税、自賠責、燃料代などの維持費もかかりますが、使用する年数によってはレンタルよりも安く済みます。
導入前提で4トントラックを探しているのであれば、新車・中古車問わず購入することをオススメします。
導入を急いでいる場合は、中古車での購入がオススメです。
新車で4トントラックを購入すると、購入後に架装がおこなわれるため、納期が遅くなります。
また中古車は、最初から出来上がっているため、購入手続きをして必要書類を提出すればすぐに納車されるため、とてもスピーディーです。
ただ、運送業の99%は中小企業のため、中古トラックでも一括購入が難しいケースが大半です。そこで、リースやローンを組んでトラックを購入する方法があります。
弊社トラック流通センターのローン&リースのサービスは、与信が通りやすく、低金利であることが強みです。受付は年中無休で、問い合わせをいただいてから2時間以内に即対応しています。4トントラックの購入を検討しているときに、ぜひご活用ください。
とことんリース(中古トラック特化リース&ローン)
また、短期のみの利用で考えているのであれば、レンタルをオススメします。
わざわざ中古車を購入しても維持費がかかるうえ、放置していれば、いざ必要になったときにバッテリーが上がってしまっているという事態になりかねません。
スポットでしか利用しないのであれば、レンタカーでの利用がいいでしょう。
4トントラックの進入禁止道路はある?
4トントラックは、幅が3.5mの「市街地区域外極少指定道路」は通行できません。
その他にも、以下の条件に当てはまる増トン車のとき、「大型車両通行禁止」の規制がある道路は侵入できません。
車両総重量 | 8トン以上 |
最大積載量 | 5トン以上 |
4トントラックを運転する際のポイント
4トントラックを運転するときに注意すべきポイントは、次のとおりです。
ポイント | 理由 |
メーターを見ながらスピードを抑えて運転する | 運転席が高く見通しが良いことからスピードを感じにくいため。 |
サイドミラーで車体の大きさを確認しながら運転する | 車体の大きさを把握しながら運転することで感覚を掴みやすくなるため。 |
サイドミラーで車体の大きさを確認しながら運転する | 車体の大きさを把握しながら運転することで感覚を掴みやすくなるため。 |
「後輪」を意識して運転する | 車幅が広い分内輪差も広いため、後輪を意識することで右折・左折時の巻き込み事故を防げる。 |
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まとめ
4トントラックの特徴と架装と荷台寸法の種類、運転に必要な免許と、購入・レンタルの費用についてお話してきました。
非常に利便性の高い4トントラックですが、同時に運転免許の条件や利用目的をしっかり考えないと、いざ導入したあとに「運転できない」「使えない」となってしまいます。
ドライバーが持っている運転免許を確認したり、本当に必要かどうかを検討したりすることが大切です。
1台導入すれば、さまざまなシーンで活躍できる4トントラック導入を検討している事業者は、ぜひ参考にしてもらえると幸いです。
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- 4トントラックは実用性が高く、多くの現場で使われている
- 4トントラックを運転するには、最低でも中型8トン限定免許が必要
- 荷台形状や寸法にバリエーションがあり、購入後に架装する方法もある
- 新車購入なら1000~1500万円前後、中古車なら200~700万円前後、レンタカーなら1日あたり30,000~60,000円が目安